ポーニョポーニョポニョはCG使ってない!?
北京五輪の“口パク少女”が中国のテレビ番組に出演、歌を披露したそうだ。
開会式にあの赤い服の少女が登場したとき、ポニョの歌を歌いそうだなと思ったよね。
開会式では口パクのほかにCG花火も話題になったが、あの足跡花火はちゃんと打ち上げられてたって知ってた?
鳥の巣会場に足跡が向かっていく全29発の花火は、当日実際に打ち上げられたけど、ヘリコプターでの撮影は難しいとの判断から最後の1発以外は事前に用意した映像を使ったとのこと。
藤岡藤巻と大橋のぞみ
このへんうまく伝わってないみたいで、花火は打ち上げられず全部CGと思ってる人も多い。
同じように、映画「崖の上のポニョ」は「CGを使っていない」というのも、うまく伝わってないのが最近気になるわたし。
「崖の上のポニョ」は「CGを使わず全てが手描き」ということが宣伝文句になっていたので、デジタル技術を使ってないと思ってる人が多いようだ。実際には色付けや背景とキャラクターの合成などにコンピューターを使っているのは間違いない。
映画「崖の上のポニョ」公式サイトの作品解説のページにも
セルを使わない現在のアニメーション制作では、背景とキャラクターの合成や光の効果を加える際のコンピューター処理は不可欠です。
しかし、登場する全ての動くものを作画した本作の画面からは、全てを人間の手で描いていることにより生まれる、ある種の凄みさえ感じられます。
(http://www.ghibli.jp/ponyo/press/keyword/)
とある。コンピューターを使わないことにこだわったわけではもちろんなく、全ての動きを手で作画することにこだわったわけなんだな。
手描きの原画を元にデジタル彩色、デジタル合成処理を駆使したからこそ、ポニョ独自の素晴らしい映像が生まれたのだろう。アナログとデジタルの融合ってやつね。
ということで、もちろん「崖の上のポニョ」にはセル画は使われてないんだけど、使ってると誤解している人も多いみたい。
作画枚数が17万枚だったそうで、それをセル画17万枚と誤解している記述がネットでも見受けられる。
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の宮崎駿特集で原画が披露されてたけど、紙に鉛筆で描いた絵だったよ。
その原画から、どのようにスキャニング→トレース→彩色といったデジタル処理が行われたかに、すごく興味があるわたし。そのへんは企業秘密だからこそ、「CGを使ってない」とカモフラージュしてるんだったりして。
(※映画に関するコーナーは作ってなかったので、この記事「気になる番組」に入れました。)
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今日の蛇足
「崖の上のポニョ」を見に行ったら、偶然「ママズ・クラブ・シアター」という赤ちゃん連れで見に来てねという回だった。こっちも2歳の娘連れだったので好都合。あちらこちらで赤ちゃん泣いてた。映画のラストシーンでわたしも泣いた。
キーワード:藤岡藤巻と大橋のぞみ 北京五輪 宮崎駿 崖の上のポニョ
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やっぱりポニョは、1回は見ておいたほうがいいのかな?あしさんがラストシーンで泣くくらいだから。
きょうは、「花男ファイナル」の3回目を見ようと思ってたけど…。(笑)
Posted by 郡山の夕子 at 2008年9月 5日
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