ブログのようなドラマ「瞳」を援護せよ
いまさらながら、NHK朝の連続テレビ小説「瞳」の話を。
「瞳」は朝ドラ歴代ワースト視聴率であり、内容もいまひとつだったと世間では認識されてしまったようだ。
いや、ちょっと待って。半年間も毎朝一緒に時を過ごし、このドラマに情もわいちゃってるわたし。東京下町の人情が描かれたドラマにならって、「瞳」を援護したいと思うんだべらぼうめ。
西田敏行の裸シーンに苦情は来なかったのかしら
まず視聴率についてだけど、BS、ハイビジョンでも違う時間にやってるので、分散されて地上波の視聴率が下がってるという面もあるはず。最近の朝の連続テレビ小説は、NHK総合、BS2、BSハイビジョンあわせて1日に5回も放送されてるのだ。BS2では土曜に一週間分の一挙放送もあるよ。
さらに録画して見ている人もいるだろうから、実質見ている人は視聴率の数字よりかなり多いはず。
ビデオもないしBSなんかもなかった時代の視聴率とは単純に比較できないというコトね。
次に内容についてだけど、たしかに盛り上がりには欠けていたと思う。ずっと沸点が低いまま続いていく、煮えきらない感じはあった。でもさ、人の日常なんてそんなものなんじゃないの。瞳のなんでもないような日常を、ブログを読むような感覚で眺めるという楽しみ方のドラマだったんじゃないかな。
なんでもないような日々が、かけがえのないものなのだ。ダンスの才能を開花させることはなかった瞳だが、それでも人生は進んでいくし、楽しいことはいくらだってある。
そんなことに気づかせてくれた、瞳ちゃんのブログ(のようなドラマ)を見られなくなって、じわじわと寂しさを感じてきた。そんなお仲間も少なくないと思う。
でも、今日も東京の空の下、瞳は元気に日常と向き合っている。そんな気がするんだ。
その他の「瞳」関連ネタ
関連リンク
今日の蛇足
榮倉奈々の演技力もわたしは評価するよ。地でやってるように見えるナチュラル演技は、デビュー当時の広末涼子の演技と似てる。あれは計算し尽くした結果の演技なのだよ。たぶん。
※トラックバックはリアルタイムに公開されず、管理者の承認後公開させていただきます。ご了承ください。
※コメントはリアルタイムに公開されず、管理者の承認後公開させていただきます。ご了承ください。
コメントをページに掲載してほしくない場合、その旨明記してください。