気になる番組

テキスト&イラスト・芦之由
2009年12月13日

走る女、ギネの紀香と交渉人・米倉

ギネ 産婦人科の女たち」(日本テレビ、水曜よる10時)の藤原紀香はハマリ役だったね。「スタアの恋」のヒカル子さん以来のハマリ役かも。人格的にはかなり難のある役だったが、あのクールな感じがよかった。

クールな感じがハマリ役といえば、「交渉人」(テレビ朝日、木曜よる9時)の米倉涼子もそうだ。こちらは今回がシーズン2で、劇場版の上映も控えていることから、この役の評判はよかったんだと思われる。
「ギネ」の藤原紀香は色気を封印していたのに対し、「交渉人」の米倉涼子はクールビューティといったイメージで女性的魅力も発揮していた。シャツの胸元が妙に開いていたことが印象に残るのはわたしだけじゃないだろう。

【似顔絵イラスト】ギネの藤原と交渉人・米倉涼子
やたらと走るギネの紀香と交渉人米倉

この二人、劇中よく走っていた。オペだの救急患者だので、「ギネ」の病院スタッフは患者を押しのけ走り回っていたな。
「交渉人」では米倉涼子だけがやたら走っていた。エンディングでも走らされてる彼女の姿は、同じテレビ朝日の「全力坂」を思い起こさせる。

紀香も米倉も女性があこがれるナイスバディと美貌を兼ね備えた存在である。スキだのキライだのいったフツーのドラマに登場しても浮いてしまうのかもしれない。
若手イケメンにはヤンキー役をやらせておけば誰でもハマるのと同様、パーフェクト美女にはクールな役をやらせて走らせるとハマるというセオリーができたのかもね。

全力疾走は短距離しかもたなかったのか、あっという間に最終回だったこの二つのドラマ。どちらも全9話とちょっと短かった。当初からの予定で、打ち切りではないはずなので念のため。
「交渉人」は映画に続くわけだが、「ギネ」もぜひ続編を期待したい。でも、映画化されて大きなスクリーンで血の飛び散る手術シーンを見せられるのは、個人的には勘弁してほしいな。

今日の蛇足

「ギネ」は野球の日本シリーズ中継やらバレーボール「グラチャン」中継で、この時期には珍しく放送時間が変更されることが多かった。それが視聴率に好影響だったのか悪影響だったのかはわからないけど。手術シーンは出血大サービスで、実はあまり直視できなかったわたし。「JIN -仁-」の手術シーンももちろん目をそらしてます。

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