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2003年10月06日付けTOP10

  1. 虹(福山雅治)
  2. メリッサ(ポルノグラフィティ)
  3. THE LAST NIGHT(松浦亜弥)
  4. 本日ハ晴天ナリ(Do As Infinity)
  5. moon gate(day after tomorrow)
  6. 晴れ 雨 のち スキ(モーニング娘。さくら組)
  7. 愛の園〜Touch My Heart!〜(モーニング娘。おとめ組)
  8. 負けないで、負けないで…(林原めぐみ)
  9. CARNIVAL・BABEL・REVIVAL〜カルナバル・バベル・リバイバル〜(林原めぐみ&たかはしごう)
  10. ハダシの未来(嵐)

の中から今週の「聴いてみ!」は、

「メリッサ」ジャケット 2位
メリッサ
ポルノグラフィティ
作詞:新藤晴一
作曲:ak.homma

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『はやり歌なら、これ聴いてみ!』

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■バックナンバー

第118回「POP STAR」平井堅
第117回「どうよ?」nobodyknows+
第116回「蒼の世界」レミオロメン
第115回「Sweet Mom」柴咲コウ
第114回「Be My Last」宇多田ヒカル
第113回「気がつけば あなた」松浦亜弥
第112回「ENDLESS STORY」REIRA starring YUNA ITO
第111回「スタート」KREVA
第110回「GLAMOROUS SKY」NANA starrting MIKA NAKASHIMA
第109回「8月のクリスマス」山崎まさよし
第108回「東京」福山雅治
第107回「奇跡/夏陰/サナギ」スガシカオ
第106回「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」サンボマスター
第105回「BANG!BANG!バカンス!」SMAP
第104回「BOHBO No.5/神の島遥か国」サザンオールスターズ
第103回「未来」Mr.Children
第102回「Butterfly」倖田來未
第101回「Here I Am/New Album Playlist」globe
第100回「Dreamland」BENNIE K
第99回「小さな恋の夕間暮れ」森山直太朗
第98回「I am a father」浜田省吾
第97回「恋におちたら」Crystal Kay
第96回「たしかなこと」小田和正
第95回「君の思い描いた夢 集メル HEAVEN」GARNET CROW
第94回「ループ」坂本真綾
第93回「I Wanna Go To A Place...」Rie fu
第92回「親愛なるあなたへ...」ロードオブメジャー
第91回「影踏み」一青窈
第90回「僕たちの行方」高橋瞳
第89回「絶望と希望」川嶋あい
第88回「リルラ リルハ」木村カエラ
第87回「Delightful」鈴木亜美
第86回「チェリッシュ」NEWS
第85回「ツバサ」アンダーグラフ
第84回「*〜アスタリスク〜」ORANGE RANGE
第83回「feel my soul」YUI
第82回「三国駅」aiko
第81回「NO MORE CRY」D-51
第80回「未来の地図」Mi
第79回「Love, needing」倉木麻衣
第78回「JOY」YUKI
第77回「CALL ME」YOSHII LOVINSON
第76回「青いベンチ」サスケ
第75回「Anniversary」KinKi Kids
第74回「マツケンサンバII」松平健
第73回「楽園」Do As Infinity
第72回「僕はMusic」CHAGE&ASKA
第71回「泣いたりしないで」福山雅治
第70回「花」ORANGE RANGE
第69回「チキンライス」浜田雅功と槇原敬之
第68回「思いがかさなるその前に…」平井堅
第67回「君に逢いたくて」Gackt
第66回「育つ雑草」鬼束ちひろ
第65回「遭難」東京事変
第64回「永遠にともに」コブクロ
第63回「innocent starter」水樹奈々
第62回「仮面ライダー剣 ELEMENTS」RIDER CHIPS Featuring Ricky
第61回「永遠のともだち feat.AKIHITO OKANO」Fairlife
第60回「ジグソーパズル」ソニン
第59回「シスター」ポルノグラフィティ
第58回「時の舟」松たか子
第57回「クライマックス」スガシカオ
第56回「Home Sweet Home」YUKI
第55回「紅く燃ゆる太陽」NEWS
第54回「INSPIRE」浜崎あゆみ
第53回「僕が一番欲しかったもの」槇原敬之
第52回「女子かしまし物語」モーニング娘。
第51回「Wonderland」稲葉浩志
第50回「GALAXY」RIP SLYME
第49回「スカイウォーカー」奥田民生
第48回「かけがえのないもの」ZARD
第47回「風/贈る言葉」上戸彩
第46回「ココロオドル」nobodyknows+
第45回「桜木町/シュミのハバ/夢の地図」ゆず
第44回「LOVE&HONEY」倖田來未
第43回「ループ&ループ」ASIAN KUNG-FU GENERATION
第42回「Motherland」Crystal Kay
第41回「涙」ケツメイシ
第40回「瞳をとじて」平井堅
第39回「Old Fashioned Love Song」RAG FAIR
第38回「彩〜Aja〜」サザンオールスターズ
第37回「アルエ」BUMP OF CHICKEN
第36回「Moments」 浜崎あゆみ
第35回「青春謳歌」 3B LAB.☆
第34回「全てが僕の力になる! 」 くず
第33回「Pieces」 w-inds.
第32回「GLORY DAYS」175R
第31回「まっ白」小田和正
第30回「やさしいキスをして」DREAMS COME TURE
第29回「さくらんぼ」大塚愛
第28回「スターゲイザー」スピッツ
第27回「街角-on the corner-」ゴスペラーズ
第26回「太陽」森山直太朗
第25回「世界に一つだけの花」SMAP
第24回「Jupiter」平原綾香
第23回「桜(03.12)」河口恭吾
第22回「悲しみをやさしさに」little by little
第21回「心に花の咲く方へ」ASKA
第20回「Our Christmas」久保田利伸
第19回「ラブラブ マンハッタン」TOKIO
第18回「YOUR NAME NEVER GONE」CHEMISTRY
第17回「掌/くるみ」Mr.Children
第16回「夢物語」タッキー&翼
第15回「ビバ★ロック」ORANGE RANGE
第14回「SECRET LOVE STORY」氣志團
第13回「僕と不良と校庭で」山崎まさよし
第12回「BEAUTIFUL DREAMER」GLAY
第11回「きみをつれていく」安倍麻美
第10回「AMBITIOUS JAPAN!」TOKIO
第9回「メリッサ」ポルノグラフィティ
第8回「HOW TO GO」くるり
第7回「一人ジェンガ」矢井田瞳
第6回「思い出だけではつらすぎる」柴咲コウ
第5回「虹」福山雅治
第4回「Beautiful Fighter」鬼束ちひろ
第3回「薄荷キャンディー」 KinKi Kids
第2回「アンドロメダ」 aiko
第1回「H・A・N・A・B・I〜君がいた夏〜」ZONE

第9回「メリッサ」ポルノグラフィティ

「・・・さよなら」とカメラ目線であややが呟くバラード「THE LAST NIGHT」が3位に初登場。彼女の精一杯の姿は、アイドルらしくて好きです。そして、林原めぐみが歌う辛島美登里作詞・作曲の「負けないで、負けないで…」も気になるところ。しかし、本当に福山は強い。すでに5週目。

●ポルノグラフィティって?
→公式サイト) (→レコード会社サイト

晴一、Tama、昭仁の3人で構成。3人とも広島県因島市出身で1974年生まれの同級生。 高校3年秋の文化祭がポルノグラフィティの原点となる。1997年上京、1999年9月8日、シングル「アポロ」で、メジャーデビュー。毎回、歌詞が面白い(いい意味で)と思わせてくれるバンドだ!

■攻撃的な言葉の連打

君の手で切り裂いて 遠い日の記憶を
悲しみの息の根を止めてくれよ
さあ 愛に焦がれた胸を貫け

ポルノグラフィティらしい曲である。彼らだから、成立する歌詞でもある。
サビから始まるこの曲の冒頭部分には「切り裂いて」、「息の根を止めてくれよ」、「胸を貫け」と3連続で攻撃的な言葉が並ぶ。そうだよな。愛って精神的な暴力行為っていう部分があるかもしれない。ここで書かれているのは、愛という自分の中から生まれた感情に、完全にねじ伏せられて、苦しむ姿だ。それを自分で始末がつけられなくて、「君」にすがっている。なんて書いてしまうとロマンチックのカケラもないけどね。そもそも愛という感情は、自分でコントロールできるものでなく、翻弄されてしまうものなのだよ。
そして、次のサビで、主人公は終結の言葉を連打する。
「鍵をかけて」、「開くことのないように」、「終わらせて」、また3連続だ。計算された歌詞という訳です。で、歌詞のお約束でもある最後の救いまできっちりと。前向きな言葉「生み出すのさ」でしめている。お見事。

■メリッサの葉

「メリッサって何?」という人もいるかと思うけど、別名を「レモンバーム」というハーブだというと分かる人も多いのでは。メリッサは地中海地方原産の植物。そして、メリッサの葉に関しては、以下のような「さまよえるユダヤ人」という有名な伝説があるよう。
最後の審判の日まで放浪する運命を背負ったユダヤ人が喉の渇きに苦しみながらさまよっていました。そんな時、ある貧しい農家で彼は貴重なビールを与えられます。そして、そのビールにより元気を取り戻すことができました。礼を告げ立ち去ろうとすると、その農家には肺を患う百姓がいることに気づきます。ユダヤ人は「ビールの壷にメリッサの葉を3枚入れ、出来るだけ毎日飲みなさい。そして4日毎にその葉を新しい物に取り替えなさい。そうすれば10日と2日すれば、身体の具合が良くなるでしょう」 と告げるのです。不思議に思いながらも言われたとおり続けていくと百姓は12日後に病気が回復したというのです。
この話がこの歌詞にどう関連するか疑問だけど、メリッサの葉には、痛みを癒す力があり、人を救う力がある。

羽が欲しいとは言わないさ
せめて宙に舞うメリッサの葉になりたい

人を愛した痛みに耐えるこの歌の主人公の痛みもいっそメリッサの葉になることで、癒えるのかもしれない?(ちょっとこじつけ?)

公開:2003/10/10  TEXT・みど
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