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2004年01月12日付けTOP10

  1. 世界に一つだけの花(SMAP)
  2. 掌(Mr.Children)
  3. さくら(独唱)(森山直太朗)
  4. ヨロコビノウタ(モンゴル800)
  5. 愛が呼ぶほうへ(ポルノグラフィティ)
  6. Choo Choo TRAIN(EXILE)
  7. メリッサ(ポルノグラフィティ)
  8. Jupiter(平原綾香)
  9. 桜(03.12)(河口恭吾)
  10. 夢物語(タッキー&翼)

の中から今週の「聴いてみ!」は、

「桜(03.12)」ジャケット 9位
桜(03.12)
河口恭吾
作詞:河口京吾
作曲:河口京吾
桜(03.04発売版)

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『はやり歌なら、これ聴いてみ!』

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■バックナンバー

第118回「POP STAR」平井堅
第117回「どうよ?」nobodyknows+
第116回「蒼の世界」レミオロメン
第115回「Sweet Mom」柴咲コウ
第114回「Be My Last」宇多田ヒカル
第113回「気がつけば あなた」松浦亜弥
第112回「ENDLESS STORY」REIRA starring YUNA ITO
第111回「スタート」KREVA
第110回「GLAMOROUS SKY」NANA starrting MIKA NAKASHIMA
第109回「8月のクリスマス」山崎まさよし
第108回「東京」福山雅治
第107回「奇跡/夏陰/サナギ」スガシカオ
第106回「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」サンボマスター
第105回「BANG!BANG!バカンス!」SMAP
第104回「BOHBO No.5/神の島遥か国」サザンオールスターズ
第103回「未来」Mr.Children
第102回「Butterfly」倖田來未
第101回「Here I Am/New Album Playlist」globe
第100回「Dreamland」BENNIE K
第99回「小さな恋の夕間暮れ」森山直太朗
第98回「I am a father」浜田省吾
第97回「恋におちたら」Crystal Kay
第96回「たしかなこと」小田和正
第95回「君の思い描いた夢 集メル HEAVEN」GARNET CROW
第94回「ループ」坂本真綾
第93回「I Wanna Go To A Place...」Rie fu
第92回「親愛なるあなたへ...」ロードオブメジャー
第91回「影踏み」一青窈
第90回「僕たちの行方」高橋瞳
第89回「絶望と希望」川嶋あい
第88回「リルラ リルハ」木村カエラ
第87回「Delightful」鈴木亜美
第86回「チェリッシュ」NEWS
第85回「ツバサ」アンダーグラフ
第84回「*〜アスタリスク〜」ORANGE RANGE
第83回「feel my soul」YUI
第82回「三国駅」aiko
第81回「NO MORE CRY」D-51
第80回「未来の地図」Mi
第79回「Love, needing」倉木麻衣
第78回「JOY」YUKI
第77回「CALL ME」YOSHII LOVINSON
第76回「青いベンチ」サスケ
第75回「Anniversary」KinKi Kids
第74回「マツケンサンバII」松平健
第73回「楽園」Do As Infinity
第72回「僕はMusic」CHAGE&ASKA
第71回「泣いたりしないで」福山雅治
第70回「花」ORANGE RANGE
第69回「チキンライス」浜田雅功と槇原敬之
第68回「思いがかさなるその前に…」平井堅
第67回「君に逢いたくて」Gackt
第66回「育つ雑草」鬼束ちひろ
第65回「遭難」東京事変
第64回「永遠にともに」コブクロ
第63回「innocent starter」水樹奈々
第62回「仮面ライダー剣 ELEMENTS」RIDER CHIPS Featuring Ricky
第61回「永遠のともだち feat.AKIHITO OKANO」Fairlife
第60回「ジグソーパズル」ソニン
第59回「シスター」ポルノグラフィティ
第58回「時の舟」松たか子
第57回「クライマックス」スガシカオ
第56回「Home Sweet Home」YUKI
第55回「紅く燃ゆる太陽」NEWS
第54回「INSPIRE」浜崎あゆみ
第53回「僕が一番欲しかったもの」槇原敬之
第52回「女子かしまし物語」モーニング娘。
第51回「Wonderland」稲葉浩志
第50回「GALAXY」RIP SLYME
第49回「スカイウォーカー」奥田民生
第48回「かけがえのないもの」ZARD
第47回「風/贈る言葉」上戸彩
第46回「ココロオドル」nobodyknows+
第45回「桜木町/シュミのハバ/夢の地図」ゆず
第44回「LOVE&HONEY」倖田來未
第43回「ループ&ループ」ASIAN KUNG-FU GENERATION
第42回「Motherland」Crystal Kay
第41回「涙」ケツメイシ
第40回「瞳をとじて」平井堅
第39回「Old Fashioned Love Song」RAG FAIR
第38回「彩〜Aja〜」サザンオールスターズ
第37回「アルエ」BUMP OF CHICKEN
第36回「Moments」 浜崎あゆみ
第35回「青春謳歌」 3B LAB.☆
第34回「全てが僕の力になる! 」 くず
第33回「Pieces」 w-inds.
第32回「GLORY DAYS」175R
第31回「まっ白」小田和正
第30回「やさしいキスをして」DREAMS COME TURE
第29回「さくらんぼ」大塚愛
第28回「スターゲイザー」スピッツ
第27回「街角-on the corner-」ゴスペラーズ
第26回「太陽」森山直太朗
第25回「世界に一つだけの花」SMAP
第24回「Jupiter」平原綾香
第23回「桜(03.12)」河口恭吾
第22回「悲しみをやさしさに」little by little
第21回「心に花の咲く方へ」ASKA
第20回「Our Christmas」久保田利伸
第19回「ラブラブ マンハッタン」TOKIO
第18回「YOUR NAME NEVER GONE」CHEMISTRY
第17回「掌/くるみ」Mr.Children
第16回「夢物語」タッキー&翼
第15回「ビバ★ロック」ORANGE RANGE
第14回「SECRET LOVE STORY」氣志團
第13回「僕と不良と校庭で」山崎まさよし
第12回「BEAUTIFUL DREAMER」GLAY
第11回「きみをつれていく」安倍麻美
第10回「AMBITIOUS JAPAN!」TOKIO
第9回「メリッサ」ポルノグラフィティ
第8回「HOW TO GO」くるり
第7回「一人ジェンガ」矢井田瞳
第6回「思い出だけではつらすぎる」柴咲コウ
第5回「虹」福山雅治
第4回「Beautiful Fighter」鬼束ちひろ
第3回「薄荷キャンディー」 KinKi Kids
第2回「アンドロメダ」 aiko
第1回「H・A・N・A・B・I〜君がいた夏〜」ZONE

第23回「桜(03.12)」河口恭吾

この曲「桜」がベスト10に入ってくるのを待ってました。最初の発売からなんと9ヶ月を経て、9位にランクインしました。その間、世間では、もうひとつの「さくら(独唱)」が盛り上がっていたんですよね。でもいい曲はちゃんと伝わる。その象徴となりました。

●河口恭吾って?
→公式サイト
→レコード会社サイト
河口恭吾:1974年10月1日生 栃木県出身
2001年11月21日、インディーズからシングル「真冬の月」でデビュー。2002年2月21日セルフプロデュースによる シングル「ガーベラ」をリリース。2003年2月21日 アルバム『STARS FROM DECADE〜輝ける星たち〜』発売。2003年4月30日に、マクセル・イーキューブから「」を発売するが、マクセル・イーキューブがCD販売から撤退したため、2003年12月10日にワーナーミュージック・ジャパンから「桜(03.12)」を再リリース。

■シンプルな言葉が心に残る

有線で5ヶ月連続「問い合わせチャート」で1位を記録したというこの曲。この現象は、情報はないのだけど、ふと耳にしたメロディや歌詞が気になったということの現れだろう。何ていう曲なの? 誰が歌っているの? という疑問。もっとちゃんと聴きたいという欲求。それを喚起させたものは、とってもシンプルなメッセージだった。

僕がそばにいるよ
君を笑わせるから

このフレーズは、語りかけるように歌われている。だから、それはまるで自分だけへのメッセージのように感じられる。「僕がそばにいるよ」は、恋人同士ではよく口にされる言葉だろうけど、身体だけでなく心まで寄せ合うことって難しい。でも、この歌は、心まで側に居ることを「君を笑わせるから」という言葉で告げている。一緒に居てくれても、いつもイライラさせられたら迷惑な話だしね。笑顔でいさせてくれる人=心を寄せられる人。あぁ、理想だね。慌しい現代、キャッチな曲が溢れる今だからこそ、河口恭吾の声の魅力が加味されて、心にしみたんだろうな。

■紆余曲折を乗り越えたからこそ

冒頭にも書いたが、この曲は2003年4月、桜の季節に「マクセル・イーキューブ」から一度発売されている。しかし、会社の関係でプロモーション展開が西日本中心だったため、東京ではあまり耳にすることがなかった。その上、発売会社のCD部門撤退という悲劇まで。しかし、その間も、彼は歌い続けた。

君と歩いていこう

君がいる
君がいる
いつもそばにいるよ

このフレーズは、そんな彼とこの歌のことにも思える。「桜」という曲と歩いた2003年の春、夏、秋、そして冬が来て、再度発売されのだ。偶然にも森山直太朗の「さくら」という同タイトル曲がオリコンを賑わせていただけに、落ち着かない日もあったんだろうな。でも、伝わるものはちゃんと伝わるという証明になった。

そして、ここからは、私の独自調査なのだけど、この曲の作詞曲者は「河口京吾」。微妙に違うこの表記。本人なのか、悩んだ。しかし、公式サイトにこんな言葉を発見。『2年まえの春、部屋から見える桜の花を見たときにでてきた曲。この曲の説明みたいなものをここに書くのはあえて控えたい。それは聴いてくれた人それぞれの「桜」であってほしいなと願う作り手の最後のワガママからだし、もうすでに皆のココロに咲いている「桜」の邪魔をするようなヤボをしたくないので・・・』と、ということで、河口京吾は、河口恭吾の作家名と判定してみました。

公開:2004/01/16  TEXT・みど
(c) 2003 RGS680,all rights reserved.

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