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2004年05月24日付けTOP10

  1. 希望〜Yell〜(NEWS)
  2. Carry On/運命のヒト(EXILE)
  3. 瞳をとじて(平井 堅)
  4. 浪漫〜MY DEAR BOY〜(モーニング娘。)
  5. BANZAI(B'z)
  6. 旅の途中(SOPHIA)
  7. 誰かの願いが叶うころ(宇多田ヒカル)
  8. 涙(ケツメイシ)
  9. Motherland(Crystal Kay)
  10. everlove/追憶をこえるスピードで/evergreen(FANATIC◇CRISIS)

の中から今週の「聴いてみ!」は、

「Motherland」ジャケット9位
Motherland
Crystal Kay
作詞:H.U.B.
作曲:YANAGIMAN

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『はやり歌なら、これ聴いてみ!』

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■バックナンバー

第118回「POP STAR」平井堅
第117回「どうよ?」nobodyknows+
第116回「蒼の世界」レミオロメン
第115回「Sweet Mom」柴咲コウ
第114回「Be My Last」宇多田ヒカル
第113回「気がつけば あなた」松浦亜弥
第112回「ENDLESS STORY」REIRA starring YUNA ITO
第111回「スタート」KREVA
第110回「GLAMOROUS SKY」NANA starrting MIKA NAKASHIMA
第109回「8月のクリスマス」山崎まさよし
第108回「東京」福山雅治
第107回「奇跡/夏陰/サナギ」スガシカオ
第106回「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」サンボマスター
第105回「BANG!BANG!バカンス!」SMAP
第104回「BOHBO No.5/神の島遥か国」サザンオールスターズ
第103回「未来」Mr.Children
第102回「Butterfly」倖田來未
第101回「Here I Am/New Album Playlist」globe
第100回「Dreamland」BENNIE K
第99回「小さな恋の夕間暮れ」森山直太朗
第98回「I am a father」浜田省吾
第97回「恋におちたら」Crystal Kay
第96回「たしかなこと」小田和正
第95回「君の思い描いた夢 集メル HEAVEN」GARNET CROW
第94回「ループ」坂本真綾
第93回「I Wanna Go To A Place...」Rie fu
第92回「親愛なるあなたへ...」ロードオブメジャー
第91回「影踏み」一青窈
第90回「僕たちの行方」高橋瞳
第89回「絶望と希望」川嶋あい
第88回「リルラ リルハ」木村カエラ
第87回「Delightful」鈴木亜美
第86回「チェリッシュ」NEWS
第85回「ツバサ」アンダーグラフ
第84回「*〜アスタリスク〜」ORANGE RANGE
第83回「feel my soul」YUI
第82回「三国駅」aiko
第81回「NO MORE CRY」D-51
第80回「未来の地図」Mi
第79回「Love, needing」倉木麻衣
第78回「JOY」YUKI
第77回「CALL ME」YOSHII LOVINSON
第76回「青いベンチ」サスケ
第75回「Anniversary」KinKi Kids
第74回「マツケンサンバII」松平健
第73回「楽園」Do As Infinity
第72回「僕はMusic」CHAGE&ASKA
第71回「泣いたりしないで」福山雅治
第70回「花」ORANGE RANGE
第69回「チキンライス」浜田雅功と槇原敬之
第68回「思いがかさなるその前に…」平井堅
第67回「君に逢いたくて」Gackt
第66回「育つ雑草」鬼束ちひろ
第65回「遭難」東京事変
第64回「永遠にともに」コブクロ
第63回「innocent starter」水樹奈々
第62回「仮面ライダー剣 ELEMENTS」RIDER CHIPS Featuring Ricky
第61回「永遠のともだち feat.AKIHITO OKANO」Fairlife
第60回「ジグソーパズル」ソニン
第59回「シスター」ポルノグラフィティ
第58回「時の舟」松たか子
第57回「クライマックス」スガシカオ
第56回「Home Sweet Home」YUKI
第55回「紅く燃ゆる太陽」NEWS
第54回「INSPIRE」浜崎あゆみ
第53回「僕が一番欲しかったもの」槇原敬之
第52回「女子かしまし物語」モーニング娘。
第51回「Wonderland」稲葉浩志
第50回「GALAXY」RIP SLYME
第49回「スカイウォーカー」奥田民生
第48回「かけがえのないもの」ZARD
第47回「風/贈る言葉」上戸彩
第46回「ココロオドル」nobodyknows+
第45回「桜木町/シュミのハバ/夢の地図」ゆず
第44回「LOVE&HONEY」倖田來未
第43回「ループ&ループ」ASIAN KUNG-FU GENERATION
第42回「Motherland」Crystal Kay
第41回「涙」ケツメイシ
第40回「瞳をとじて」平井堅
第39回「Old Fashioned Love Song」RAG FAIR
第38回「彩〜Aja〜」サザンオールスターズ
第37回「アルエ」BUMP OF CHICKEN
第36回「Moments」 浜崎あゆみ
第35回「青春謳歌」 3B LAB.☆
第34回「全てが僕の力になる! 」 くず
第33回「Pieces」 w-inds.
第32回「GLORY DAYS」175R
第31回「まっ白」小田和正
第30回「やさしいキスをして」DREAMS COME TURE
第29回「さくらんぼ」大塚愛
第28回「スターゲイザー」スピッツ
第27回「街角-on the corner-」ゴスペラーズ
第26回「太陽」森山直太朗
第25回「世界に一つだけの花」SMAP
第24回「Jupiter」平原綾香
第23回「桜(03.12)」河口恭吾
第22回「悲しみをやさしさに」little by little
第21回「心に花の咲く方へ」ASKA
第20回「Our Christmas」久保田利伸
第19回「ラブラブ マンハッタン」TOKIO
第18回「YOUR NAME NEVER GONE」CHEMISTRY
第17回「掌/くるみ」Mr.Children
第16回「夢物語」タッキー&翼
第15回「ビバ★ロック」ORANGE RANGE
第14回「SECRET LOVE STORY」氣志團
第13回「僕と不良と校庭で」山崎まさよし
第12回「BEAUTIFUL DREAMER」GLAY
第11回「きみをつれていく」安倍麻美
第10回「AMBITIOUS JAPAN!」TOKIO
第9回「メリッサ」ポルノグラフィティ
第8回「HOW TO GO」くるり
第7回「一人ジェンガ」矢井田瞳
第6回「思い出だけではつらすぎる」柴咲コウ
第5回「虹」福山雅治
第4回「Beautiful Fighter」鬼束ちひろ
第3回「薄荷キャンディー」 KinKi Kids
第2回「アンドロメダ」 aiko
第1回「H・A・N・A・B・I〜君がいた夏〜」ZONE

第42回「Motherland」Crystal Kay

今日は、梅雨入り前の貴重な「晴れ!」だそうです。太陽をいっぱい浴びておかなくては。でも、会社に行けばずっと建物の中なんだよな。さて、今回紹介するのは、Crystal Kayの「Motherland」です。

●Crystal Kayって?
→公式サイト

Crystal Kay:1986年02月26日生 横浜生まれ
父はニューヨーク生まれのアフリカ系アメリカン、母は韓国生まれのシンガー、本人もアメリカ国籍を持つ。1999年07月01日、シングル「Eternal Memories」にてデビュー。2000年03月には1stアルバム『C.L.L.-Crystal Lover Light』発売。2004年06月30日には、デビュー5周年を記念し、5th Anniversary Selection Album「CK5」を発売する。

■脱、「癒し」となるか?

数年続いた癒しブーム。いつまで続くのだろうと思っていたら、近ごろやっと変化の兆しが。今週のオリコンの中の曲をいくつかチェックしてみたら、「癒し」ではなく「励まし」の曲が増え始めていることに気づいた。そして、この曲は、うーむ、かなり微妙なところを歩いている。それは、以下のふたつのフレーズから思うことだ。

愛を信じるのは
自分にも負けないこと
夢が叶う日まで
笑顔のまま星を見て祈り捧げここにいるから

涙失くすほど強くなくてもいい
疲れた心休ませてね

前半、「自分にも負けないこと」、「夢が叶う日まで」という言葉はしばらくなりを潜めていた言葉だ。だけど、「強くなくてもいい」は、癒しの歌によく歌われた言葉だ。両方を抱えたこの歌。癒しから励ましへの過渡期にちょうどはまる形となったわけだ。

■英語なし、シングル初のバラード曲

アニメ「鋼の錬金術師」のエンディングとしても流れているこの曲。Crystal Kayにとっては、シングル初のバラード曲である。そして、英語を使っていないというのも珍しい。公式サイトのインタビューでは、デビュー5周年を迎え、日本語に対する思いが変わったということを「今までは日本語の文字を歌っていた、でも、今は行間の意味をくみ取れるようになり、歌詞の意味を思いながら歌うようになった」と発言している。難しい言葉は少なく、素直に聴ける曲。アニメを見る子供たちにもまっすぐに伝わるといいなと思う。

私は君にとっての空でいたい

この歌は恋愛の歌だろうが、親から子に向けたものと考えた時、「私」が両親であり、「君」が子である。両親が子供にとっての空であるって言うのはいい考え方だと思う。あまり干渉しすぎず、大きく見守る。明るい太陽で励ましたり、冷たい雨で戒めたり、曇り空の下で考えさせたり、いろんなことができるはず。だからこそ、癒しだけでもなく、励ましだけでもない曲となっているのかもしれない。多少深読みしすぎたが、こんな考えが自分の中にあることを気づかせてくれた歌詞だ。
そう、タイトルは「Motherland」だった!

公開:2004/05/28  TEXT・みど
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