第45回「桜木町/シュミのハバ/夢の地図」ゆず
梅雨の中休み? なのか、ここ1週間、天気がいい! それもさらっとしていて気持ちいい気候。こんな日は、知らない街へぶらりと出かけてみたいな。さて、本日は、ゆずの「桜木町/シュミのハバ/夢の地図」です。
●ゆずって?
(→公式サイト)
北川悠仁(きたがわゆうじん):1977年01月14日生 A型 神奈川県出身
岩沢厚治(いわさわこうじ):1976年10月14日生 O型 神奈川県出身
路上フォークデュオの先駆け。メジャーデビュー前は、横浜伊勢佐木町の路上でライブを行っていた。1998年06月03日1stシングル「夏色」発売。一気に人気は全国区に。ファンが集まり過ぎることが原因で路上ライブ終了する。2000年05月31日発売の「嗚呼、青春の日々」がオリコン1位となる。
■東急東横線 桜木町駅
関東圏にお住まいでない方には、ピンと来ないかもしれないけれど、横浜には桜木町という駅がある。うーんと、山崎まさよしの「One more time, One more chance.」にも登場しているので、それでご存じの方もいるかな? その桜木町には、JRと東急の駅があったのだけど、2004年2月1日に開業した「みなとみらい線」と東急東横線の相互乗り入れにより、東急東横線桜木町駅は、1月30日に姿を消した。先日、テレビを見ていたら、ゆずにとって、この駅は路上で歌っていた頃の思い出の場所であったとのこと。それを元にこの曲が生まれたらしい。人にはそれぞれ思い出の場所がある。その場所が無くなったり、姿を変えたりするのは淋しいものだ。便利になって行くのと裏腹に、いろんなところで、いろんな物が姿を変えているのかなと改めて感じた。
さよなら もう新しい明日へ歩き出した
最後の強がり きっとこれが二人の為だよね?
待ち合わせ場所いつもの桜木町に君はもう来ない
そして、この歌詞。「新しい明日へ歩きだした」のは、歌の主人公の二人であり、東急東横線桜木町の駅である。
■何かが終わるとき
何かが終わるときは、何かが始まるとき。そんな風に考える様にしている。ただ、終わってしまうのでは、とってもネガティブな感じがするから。人はいつまでも同じままでは居られない。場面は、仕事だったり、恋愛だったり。理由は、気持ちの変化だったり、環境の変化だったり。その時に、起こる摩擦や痛み。それをどう乗り越えるかが、本当のその人の「らしさ」だと思う。
繋いだその手をいつまでも離したくなかった
それでも行かなくちゃ 僕らが見つけた答えだから
本音:「繋いだ手を離したくない」。現実:「行かなくちゃいけない」。こんな葛藤の中で、彼らは新しい何かを見つける。だって、切ない思いして決めたことなんだから、それなりの何かがあるはず。それに、選んだのは人に言われてでなく彼らが自ら見つけた答えなのだから。この思い出はいい過去になるはず。今、起こっている痛みをうまく乗り越えることができれば、きっと大丈夫。
公開:2004/06/18 TEXT・みど(c) 2003 RGS680,all rights reserved.