第90回「僕たちの行方」高橋瞳
今日から10連休という方も多いでしょうね。うらやましーーっす。私は、仕事の山場を迎え、終日自宅で作業です。さて、紹介するのは高橋瞳の「僕たちの行方」。高橋ひとみじゃないよ。
●高橋瞳(たかはしひとみ)って?
(→公式サイト)
高橋瞳:1989年04月08日生 A型 宮城県出身
中学2年の夏、母の薦めでソニー・ミュージックオーディションに応募。ファイナリストに選ばれる。「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の主題歌に大抜擢され、2004年末からレコーディングがスタート。高校受験と並行してレコーディングを行う。身長146.6cmと小柄の身体からパワフルな歌声を響かせる平成元年生まれの16歳。
■等身大の歌詞
「機動戦士ガンダム」の主題歌は、新人アーティストを使うことが多い。例えば、「Believe」を歌った玉置成実。他にもソニーミュージックの新人を使う。これは、互いにメリットがあって成り立っている関係なんだろう。私は、ガンダム初代世代なので、3ヶ月ごとに変わる主題歌についていけてなかったりもしてる…。でも、パワフルな新人が活躍できる場所があるのは、嬉しいこと。アニメの主題歌といえば、以前は声優さんが歌うことが多かったけど、最近は、アーティストが歌うことが増えたね〜。この歌詞は、高橋瞳自身にとって、自分に近い内容だったよう。等身大の歌詞。それって歌い手にとってはとても幸せなこと。そして、大事なこと。だって、内容を理解できずに歌われても辛いからね。
僕たちは迷いながら
たどり着く場所を探し続け
サビ始まりのこの曲。インパクトのあるメロディ&歌詞が耳に残る。そう、迷いながら生きる人にはガツンと来る言葉だ。これは年代を問わず、迷うことの多い現代には、ぴったりな曲かもしれない。
■一番大切で、でも難しいこと
歌詞にして歌うのは、ある意味簡単かもしれない。実際に自分がその状況になった時に、できるかどうか。そこで人は試される。悲しみの理由まで抱きしめるなんて、とてもとても精神力のいることだろう。ただ、言葉にしなければ誰も気付かない。そして、もし、悲しみをだきしめて行き場をなくしている人がいたら、その人への励ましになる。歌にはそんな力がある。
悲しみの理由でさえも 強く抱きしめていたい
生きていればいろいろある。良い時も、悪い時も。良い時だけを望んで生きたいところだけど、そんな訳にはいかないのだ。だったら、悪いかもって思うことも、発想の転換で、楽しみにしてしまう。そんなパワーが欲しい。そして、タダでは起きないっていう精神、大事です!
公開:2005/04/29 TEXT・みど(c) 2003 RGS680,all rights reserved.