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21世紀J-POPあれこれ
レコードからCD、カセットからMD、そしてMP3プレイヤー。音楽を聴く環境は変わっても変わらないこと、それはいい曲はいいってこと。
昔はよかった、と振り返るのもいいけれど、今輝いているアーティストを聴かないのはもったいないかも。
誰を聴けばいいか分からない人は、このコーナーを参考にしてね。

●Vol.1 Do As Infinity

■■リスト■■
Vol.3(鬼束ちひろ)
Vol.2(岡北有由)
Vol.1(Do As Infinity)

Do As Infinity
Do As Infinityジャケット
〔メンバー〕
伴 都美子
大渡 亮
長尾 大

ボーカル伴 都美子
1979.01.09生

[→公式サイト]

タダイマ(アルバム『DEEP FOREST』2001.09.19 Release)

誰でも躓き 少し疲れて
泣きたくなる
うつむかないまま ため息つかず
胸を張って
聞かせて下さい 「タダイマ」と


つい他人の目を気にしすぎて自分のとっての正しい決断を下せないときがある。そんな経験が誰にもあると思う。自分ではそんなに強くは持ってないと思うけど意外と持っている、見栄やプライド。それは、持っていて当たり前のもので、ぜんぜんOKなのだけど、時に大きすぎで自分をつぶしてしまうことがあるのでご注意願いたい。

この「タダイマ」は、田舎を持ちながら、都会に住む多くの人へのメッセージである。夢を抱いて都会へ乗り込む。しかし、すべての人間が望む場所にたどり着けるとは限らない。そもそも、都会へ乗り出したことがセレクトミスだった場合もある。そんな時に、いかにシフトチェンジできるかが、本当の強さだ。

80〜90年代の歌に、この手のテーマはない。誰しも、夢は望めば叶うものだと歌い、前向きに進むことを良しとした。そういう意味で、21世紀に生まれたこの曲は、必死で生きて、疲れてしまった人たちへ、自分を許してあげるためのテーマソングとなる。

アルバム『DEEP FOREST
アルバム『NEW WORLD
最新アルバム『TRUE SONG

Do As Infinityって?

ドリカム状態という言葉があった(すでにドリカムはメンバーが変わったけどね)。このDo As Infinityはドリカム状態、女性ボーカリスト1人に男性2人というメンバー構成である。最近のジャケットを見ると、まるで男女一人ずつの2人組に見えるけど、実は3人なのだ。その見えにくい3人目こそが、彼らの曲のほぼすべての作詞作曲を手がける長尾大という人物。彼の作家名は「D・A・I」。そして、そもそもこのバンド長尾大のために作られたバンドだと私は思っている。だから、グループ名「Do As Infinity」の頭文字は、長尾の名、DAIなのだ。

この「Do As Infinity」、エイベックスという会社の中で確実に計算され計画されてデビューしたグループなのである。連夜、渋谷で路上ライブを行い、多くの人の前にさらすことで認知を上げる。その上で、1999.09.29に「Tangerine Dream」でメジャーデビューをする。

しかし、私が感じる限り彼らは急激には売れなかった。長尾大の曲はキャッチで、一度聞くと耳に残る。多くのプロデューサーが使いたがるメロディラインだ。しかし、彼らがデビューした頃、彼の作った曲はすでに浜崎あゆみというアーティストによって多くの人の耳に届いていた。若干、被ったと思う。そんなわけで、本人たちはやや地味にスタートをきった。

だが、ちゃんと2ndアルバム『NEW WORLD』(2001.02.21 Release)を待って彼らは躍進した。見事オリコン1位をGET! そこまで時間がかかったのは、楽曲が被ったことともう一つ理由がある。そもそも、デビュー当時、ボーカル伴都美子に個性がなかった。デビューまもなく、池袋で行われたインストアライブで見た彼女の、その存在感のなさに驚いた。ライブが始まる直前まで、スタッフにしか見えなかったのだ。ファンも長尾目当てが多かったと記憶している。しかし、この2ndアルバム『NEW WORLD』のあたりから、彼女に存在感が現れ、それと比例して彼らは自分たちの道を歩き始めた。ボーカリストが持たなければならない使命を見せつけられた気がする。そうして、長尾はジャケットから姿を消し、判は女性誌で女の子の見本にしたい女性として取り上げられるようになる。

(みど)2003/2/24公開)


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