第2話 大きな迷子
■ミナミカオリ
自分がゆかりからのメールを読まずに、削除していたことが原因で彼女が死んだと思い込んだOL時代の同僚、ミナミカオリ(高岡早紀)。
ある時点で、同じ場所に居たはずなのに、ひとつの選択の違いでまったく違う生き方になっていくということはよくある話だ。というか人生はそうやって、皆いろんな方向に流れていく。
ゆかりとカオリは、6年前は同じ場所に居た。それなのに、時が経て、カオリには「ゆかりは輝いて、私は荒んでいる」と見えたのだ。カオリの中に渦巻く、「憧れと応援と嫉妬と時には憎しみ」。日頃は無理やり蓋をしているけど、溢れた瞬間、カオリは自分を見失った。でも、「憧れと応援と嫉妬と時には憎しみ」こそ、正直な気持ちなのではないだろうか。誰もが、誰かに対してきっと少しは持っているもの。ただ、人にはそれをコントロールする力があるはずだ。
■イソザキコウチショ
ナイフを持ってピッキングでゆかりの家に侵入した高丸守(柳沢慎吾)が拘置されているイソザキコウチショ。
「今、自殺しようとしていたところ。だから早く刺して」と言って応酬し、一気に反省させてしまった過去の事件が明らかに。もちろん、この時点で自殺するなんて嘘だったのだけど。守は、ゆかりに感謝していて、また会いたいと言う。ゆかりの死を知っても、「僕は信じません」と。一瞬の出会いでここまでの信頼関係ができるのは彼女のキャラクターなのか?
■吉川良夫の豆知識
- 幼児期に特に必要な栄養素は、カル・・・・・
- 独身男性で西洋便器に座って小便をする人は3.9%、ところが妻帯者だと18%に跳ね上がる。
- おでんの通は、「がんちくとうだい」で責める。がんも、ちくわ、豆腐、大根。
ゆかりの買い物:ドクター中松のフライングシューズ
公開:2004/01/28 文・みど イラスト・あし(c) 2003 RGS680,all rights reserved.