第5話 言葉は私を裏切らない
■マツノキヨイチ
ゆかりのマンションの向かいにあるコンビ二の店員マツノキヨイチ(小山慶一郎)。買い物に来るゆかりに憧れ、防犯ビデオから、ゆかりが映っている部分だけを編集し、ゆかりオリジナルテープを作っていた。彼がバイトを始めた一年前からのゆかりの映像を玲子たちに届けにきたのだ。自殺する前の日もゆかりは買い物に来た。そして、彼は言った。「僕は待ってます。必ず買い物に来てくれる。そろそろ歯磨き粉がなくなる頃だから。ずっと待ってます」と。彼の心の中にもゆかりは生きているのだ。
■ワタベマモル
3年前にゆかりと付き合っていたというミュージシャン ワタベマモル(岡田浩暉)からゆかりの携帯に電話がかかってきた。ライブがあるから来て欲しいというもの。3年前、ワタベマモルのバンド「みちくさ」のライブに来ていた彼女。いつの間にか付き合うようになった。そして、ゆかりはとめどなく詩を書いた。その歌を歌ったワタベ。やがて、業界から注目され自分の意志とは違うHIP&JOPバンド「ro@d」でメジャーデビューをした。デビューして調子に乗ったワタベはゆかりを捨てた。しかし、1年でワタベの栄光は終わった。そして、3年後、「みちくさ」として再出発をかけるのだ。そして、5日前にゆかりから届いたという歌詞を歌う。それは、ハジメを歌ったものだった。タイトルは「555」。そう、あの日キャビンでみた携帯電話の時間だ。
「♪あなたを見ているとあたし見るようで あなたはあたしなの 届かない夢ばかり ふたりは」
「♪あなた あたし 包めれば 強く 強く なれるよ ふたりで」
遊びだと思っていたハジメ。だけど、違ったのか?
■吉川良夫の豆知識
- 江戸時代の大奥には100人の女性がいました。中国の後宮には2000人以上の美女がいた。一生かけても抱ききれない。トルコのスーダン、ハーレムには……
- ハンバーガー1個を作るには、4.5キロの穀物が必要なんです。ミツバチは大さじ一杯の蜂蜜を集めるのに4000本以上の花を飛び回るんです。
- 聖書は、2303の言語に翻訳されて約25億冊以上売り上げた世界トップのベストセラーなんです。そして第2位は、1955年以来9000万部以上売ったギネスブックなんです。人はね。数字が大好きなんです。
ゆかりの言葉:捨てる女を抱くのは反則
公開:2004/02/15 文・みど イラスト・あし(c) 2003 RGS680,all rights reserved.