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■■書評■■

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とつぜん書評だったり Vol.5

前回の「とつぜん書評だったり」の挨拶で、BOOKOFFで買ったよ〜と言っていた本の一冊を読み終えたのでご紹介。そして、図書館に予約したのがいったいいつだったのか分からなくなるくらい前で、でも先週、やっと手元に届いた一冊も。考えてみると対照的な2冊ではありますが。ってことで、今日は「とつぜん書評だったり Vol.5」です。(みど)

■カルロス・ゴーン経営を語る

カルロス・ゴーン経営を語る 表紙『カルロス・ゴーン経営を語る』
カルロス・ゴーン (著), フィリップ・リエス (著)
2003/09
[→amazonで購入]

会社の仕事の関係で、毎週、3大ビジネス週刊誌を手にする私。日経ビジネス週刊東洋経済週刊ダイヤモンド。これらビジネス誌で、何度も、何度も、目にした名前「カルロス・ゴーン」。知識は、日産を立て直したすごい人ってことだけ。ミシュランに居たことも知らなかったんです。お恥ずかしい。でも、なーーんか、興味あったんですよね。海外から、日本の企業にやってきて、ばっさばっさとまるで桃太郎侍のように世直ししちゃったイメージで、相当、手厳しいことしたんだろうなって思っていたんです。でも、この本の表紙は、噺家のようないでたちで、もしや、日本を愛してくれてるのかなって思えて、読んでみました『カルロス・ゴーン経営を語る』。

ゴーンのパーソナルな部分については、興味のある方は、本を読んでみてください。ここは、私なりに「ほほう」と思った点について書いてみますね。

1、提携っていう言葉の意味

会社で広報宣伝部に居る私にとっては、プレスリリースは身近な存在です。自分で書いたこともあります。そんなリリースの中にはよく業務提携という言葉が使われます。「A社とB社が、Cというものを作るにあたって業務提携します」なんてもの。そんな風に、提携という言葉を頻繁に耳にしたり使ったりしていたんだけど、この本を読んで、提携という言葉の意味の重さを知りました。

1999年3月27日:日産自動車ルノー力強い成長のために〜利益ある成長を達成するための新たな提携〜
というリリースが発表されています。

3月27日という日付は、決算を意識したもののようです。そして、この提携は、私がイメージしている「一緒にお仕事します」的なものとはまったく違ったわけ。いきなり、フランスからカルロス・ゴーンなる人物がやってきて、日産自動車のCOO(最高執行責任者)に就任しちゃったんですもの。いくら日産が窮地に立たされていたとはいえ、大企業であり、古式ゆかしい日本の企業、それも今年で設立70年(1933年12月26日設立)を迎える超オールドエコノミーっぽい会社にしては、思い切ったことをしたもんです。でも、これって日本中の企業が待っていたことでもあったんですね。読んでいて感じたんですけど、日産社員が、サラリーマンから、戦士になっていく様子が見えてきました(ちょっとおおげさな表現だけど)。でも、そんな動きが起きたのは、ゴーンを信頼しているからでしょうね。就任から信頼を得るまではかなり大変な日々があったのでしょうが。そういう意味でも、異国から来て何万人もいる社員の心をひとつにさせたゴーンの手腕はすごいです。そして、2005年に彼はルノーに帰ると言われてます。その後の日産自動車の社長は、日本人を考えているとのこと。やはり、日本の企業は日本の代表者がよい、と彼は言っています。それがまた、謙虚に見えていいなと。

2.マーチのデザインが変わらなかったわけ

私は、かつて平成4年製の日産マーチを愛車にしていた時期があります。デザイン的には、2代目マーチです。初代マーチのデザインが好きだったんだけど、手にする頃には2代目になっていた。で、けっこう長いこと乗っていたのに、ぜんぜんデザインリニューアルがないなぁ、と思っていたんです。でもリニューアルがないから、車が古いというのも一見しては分からないからラッキーくらいに思ってました。でも、それって、日産が厳しい時代だったからなんですね。恥ずかしながら、あまり車に興味がないもので、そんなこと気にもしてなかったの。で、ゴーンが来て、しっかり3代目マーチが誕生しました。それも、これまでの開発ありきのデザインから、新しいデザイナーを迎えての仕事となったようです。そして、「オートカラーアウォード2003」まで受賞してしまった。なんと、色は12色もある。技術の日産がマーケティングを意識し始めたってことです。

ビジネスや経営には全く興味のなかった私が、少しずつ興味を持ち始めたのは、今の会社がベンチャー企業であることと自分が広報の仕事をしているからでしょうね。こういう変化って、自分でも面白いなと思ってしまう。「週末起業」なんて言葉も出てきて、サラリーマン(ウーマン)にとってもビジネスが身近なものになったのは確かだしね。

そして、この本から得たのは、人とのコミュニケーションの大切さ。ゴーンは常に、現場を歩いている人なんだということが伝わってきました。434ページもあって重い本だったけど、通勤の1週間で読破しちゃいました。本越しではあるけど、人を知るっていうのは面白いね、って思った一冊でした。(みど)

■ヴィク・ストーリーズ

ヴィク・ストーリーズ 表紙『ヴィク・ストーリーズ』
Sara Paretsky (原著), 山本 やよい (翻訳)
1994/09
[→amazonで購入]

女探偵ものとしては、けっこう有名なこのシリーズ。ヒロインの女探偵は、発音しにくい名前を持つ「V・I・ウォーショースキー」。小説の中でもしょっちゅう名前を呼び間違えられている。これまで、長編ばかり読んでいたけど、これは、短編。複数の事件を、V・I・ウォーショースキー(愛称:ヴィク)が男顔負けの向う見ずさと必死さで解決していくのです。そして、いつも傷だらけになってしまう彼女のキャラクターが憎めないんだよね。

そして、私がこのシリーズが好きな理由は、簡単明快。女探偵が好き! ってこと。ちなみに女殺し屋とか、女工作員とか、本来男がする職業と思われがちなものを女性がやってるという小説や映画は基本的に好きなのだ。チャーリーズエンジェルも好き、セーラームーンもね。

シャーロック・ホームズやポアロを読み尽くした方、いかがでしょうか?

そして、これから読んでみようと思っている女探偵もの

浮遊死体―キャット・コロラド事件簿シリーズ

女探偵の条件

乾杯、女探偵!

いやぁ、調べてみるといろいろあるねー。なんだか楽しくなってきたよ。(みど)

(2003/12/22公開)


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