韓国人につけるクスリ —韓国・自覚症状なしのウリナライズムの病理(中岡龍馬)
11月29日に韓国は済州島で「韓流エキスポ in ASIA」が始まった。祝賀公演にはペ・ヨンジュンが登場とあって、日本からも4000人ほどの人が訪れたんだとか。しかしまあ、韓流ブームが一段落した今も、日韓関係にはこれといった進歩もない気がするのも確か。
そんな中、「韓国人につけるクスリ —韓国・自覚症状なしのウリナライズムの病理」という本を読んだ。
ソウル在住の元日本語講師が自らの体験を元に語る、韓国人気質の実態についての本だ。
嫌韓、親韓どちらの姿勢もとっていない作者であるが、嫌韓の人が喜びそうなエピソードが多い。
でも、ネットでよく見かけるような、とにかく韓国を感情的に叩くような内容ではないので、韓流好きの人が読んでも嫌な気分にはならないと思う。たぶん韓国の人が読めば怒ってしまう内容だとは思うけど。
ただひとつ残念なのは、この本の作者は韓国ドラマも韓国のテレビ番組全般も、全く面白くないと切り捨てているところ。作者と同じような境遇で、韓国ドラマ好きな人のこのような本も読んでみたいと思った。
まあ、韓流好きで韓国に興味を持った人なら、読んでおくといい本だと思う。
韓国に旅行するならとくに必読。韓国人に、竹島問題や過去の謝罪と賠償について聞かれたときの答えの例も載ってるよ。
わたしは日韓関係の問題と、タバコがらみの問題って似てると思う。
タバコ嫌いの人は喫煙者がみんなタバコをやめればいいと思うが、実は喫煙者こそ国やタバコ会社による被害者である。
それと同様、嫌韓の人は韓国人の反日感情に怒りや憤りを覚えるようだが、実は韓国国民こそ国による反日教育の被害者であるんじゃないかな。
どちらも洗脳を解けば問題が解決するだろうところも似ているね。
キーワード:日韓関係
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