日本人に贈る奇跡の本:キム・ソナが案内する「私の名前はキム・サムスン」
韓国人気ドラマ「私の名前はキム・サムスン」の主演女優であるキム・ソナが、ドラマについて一話づつ振り返りながら語った本。
俳優が自身の出演したドラマについてこれだけ深く語った本というのも珍しいけど、日本人読者に向けて語っているところがこの本のいいところだ。日韓の文化の違いを考慮しながら解説してくれるので、わかりやすくためにもなるのね。
それが可能だったのは、キム・ソナが日本の文化・言葉が分かっているからというのが大きいだろう。彼女は中・高校時代に家族で日本に住んでいたので、日本のことがよく分かってるのだ。
ちなみに大学ではアメリカに行っていたという彼女、グローバルな視点で日本も韓国も語れる希有な人材なのかも。
--名作ドラマ「私の名前はキム・サムスン」の主演女優は日本語もできる人だった。
この偶然から生まれた「私の名前はキム・サムスン」ファンの日本人に贈られたこの本は、まさに奇跡のような本である。
本の内容はドラマの裏話がメインなのだが暴露的ではなく、ドラマにかける本人や共演者、スタッフたちの真摯な姿勢がヒシヒシと伝わってくるものとなっている。でもマジメ一辺倒ではなく、才女・キム・ソナらしいユーモアのセンスも随所に光っているのだ。
なお、手前味噌ながら「私の名前はキム・サムスン」を振り返るには、このサイト内の「私の名前はキム・サムスン・イラストレポ」もぜひご一緒に。
キム・ソナが印象に残ったシーンとして挙げてるのに、わたしが取り上げてないシーンも多いけどご了承を。わたしもまだまだだな…。
キーワード:キム・ソナ 私の名前はキム・サムスン
読書っ子にっきの最新10件
- 面白くも深い短編集:ちょいな人々(荻原浩)
- おくりびとの原作ではありません:ぼくが葬儀屋さんになった理由(わけ)(冨安徳久)
- 温暖化したっていいじゃん:ほんとうの環境問題(池田清彦、養老孟司)
- 中谷サンを好きになる:嫌われ松子の一年(中谷美紀)
- 三谷幸喜はアピールリッチ?:格差社会の世渡り 努力が報われる人、報われない人(中野雅至)
- 悩むことは時間の無駄?:朝11時までメールは読むな! 「後悔しない決断」の技術(織田隼人)
- 自慢ですけど何か?:おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由(中島聡)
- 小学5年生がはやるかも:御社の「売り」を小学5年生に15秒で説明できますか?(松本 賢一)
- 映像化しても面白いかも:償い(矢口敦子)
- メリーゴーラウンドに乗ってる君のことが好きだよを歌っていたころの君のことが好きだったよ:Helter Skelter(川村カオリ)
※トラックバックはリアルタイムに公開されず、管理者の承認後公開させていただきます。ご了承ください。
※コメントはリアルタイムに公開されず、管理者の承認後公開させていただきます。ご了承ください。
コメントをページに掲載してほしくない場合、その旨明記してください。