気になるこの人

テキスト&イラスト・芦之由
2008年5月10日

元祖おバカタレントはこの人だ:立見里歌

クイズ!ヘキサゴンII」(フジテレビ、水曜よる7時)の人気がすごいね。視聴率ランキングでは常に上位の常連だし、おバカブームを生んだのもこの番組だ。
クイズの珍回答を笑うという企画自体は目新しいものじゃない。それこそちょっと前ならモーニング娘。が「うたばん」なんかでおバカぶりを披露していたのは記憶に新しい。そしてさかのぼればおニャン子クラブもそうだったよね。
そこで思うに、元祖おバカタレントは、おニャン子クラブの中でもおバカぶりで際立っていた立見里歌と考えてもいいのではなかろうか。もっとも当時「おバカ」という言葉はなかったし、「おバカ」という言葉があってこそのブームなんだろうけど。

【イラスト】立見里歌と上地雄輔
新旧おバカコンビ? 立見里歌と上地雄輔

立見里歌は、同じくおバカキャラだった樹原亜紀、名越美香、白石麻子とともにおニャン子クラブ内ユニット「ニャンギラス」を結成して歌手デビューをする。そう、おバカ3人娘・Paboやヘキサゴン三銃士・羞恥心みたいなもんだ。でも、Paboや羞恥心よりすごいのは、オリコン初登場1位だったのだ。
デビュー曲「私は里歌ちゃん」、2枚目にしてラストシングルの「自分でゆーのもなんですけれど」はどちらも迷曲にして名曲。秋元康はこういう詞を書かせたらやっぱりうまい。おバカな詞の中にも、ぐっとくるポイントがちゃんと入ってるのよね。

「自分でゆーのもなんですけれど」で「好きなようにさせて AH 青春時代」と歌っていた立見里歌。ホントに好き勝手にしてたわけじゃないだろうけど、イケイケな青春時代を経て、今でも兼業タレントとして活動しているらしい。まあ、今さらクイズ番組のおバカ枠としてのオファーはないだろうけど、もしそんな機会があったら羞恥心を捨てて頑張ってる姿を見てみたいなあ。

今日の蛇足

韓国ドラマ「魔王」のリメークをTBSでやるそうで、嵐の大野智とジャニーズJr.の生田斗真がW主演だって。「魔王」といえば、オム・ジョンファの弟オム・テウンが主演した話題作。オム・ジョンファは「12月の熱帯夜」で主演していた女優なのよ。「魔王」は見たことないけど、「12月の熱帯夜」にはハマったなぁ。

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