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第25回:仮面ライダー555(その2)

今回のテーマは「仮面ライダー555」
仮面ライダー555
テレビ朝日系 日曜朝8:00〜8:30(終了)
公式サイト→http://www.tv-asahi.co.jp/555/

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「夢は必ず叶う」というのは、条件付きでのことだよね

(あし):
私が印象に残ってるのは、海堂がギタリストの夢を、才能をねたんだ教授のたくらみにより失われ、人間を恨むんだけど、他の才能ある若者に夢を託す回。で、結局ここでも「人に夢を託す」というのが出てきてるんだよね。
(みど):
1年もやっていると、忘れていることがあるね。海堂は才能あるすばらしい人間だったんだよね。いつの間にか、その事を忘れていたよ。
(あし):
「夢は必ず叶う」というのは、ある意味条件付きでのことだよね。そのことも含め、かなり深いテーマに切り込もうとしたんだと思うよ、555は。
(みど):
歌詞の世界だと、安易に「夢は信じれば必ず叶う」と歌うけど、その点に疑問をもっている私としては、この条件付きっていうのはいいと思う。「信じて叶う」ものなら、みんな夢を叶えてるって。
(あし):
最終回での木場の「俺にはまだ分からない。だから答えは君が見つけてくれ!」と巧に言ったセリフもいいと思ったな。信じてる人になら、答えをゆだねてもいい、というのは、弱いようだけど強いな、と。
(みど):
「夢が見つからないこと」も受け止める必要があるってことだし、「夢が叶わないということも時には受け止めなければならないということ」を伝えてるね。
(みど):
「見つけようぜ、木場、三原!俺たちの答えを俺たちの力で!!」こんなセリフもあったね。
(あし):
話それるけど、三原は最後まで地味でしたな。
(みど):
三原は確かに地味だったし、草加も、なんだか微妙な役どころでしたな。

仮面ライダー555:三原イラスト

(あし):
三原役の原田篤は秋本奈緒美と電撃結婚したことだけが話題だったような…。芸能ニュースで一時的に時の人でした。
(みど):
そっか、そうだ。そのニュース聞いたときに、誰だっけ? って思ったんだ。
(あし):
芸能ニュースでは、デルタに変身するシーンばかりが流れてたので、ライダーに変身するということから、彼が主役だと思った人も多かったに違いないね。実際彼を「仮面ライダー555に主演の…」と報じていたワイドショーもあったのよ。
(みど):
本人も、「う〜ん・・・最後まで弱っちかったですね(笑)。」といってますね
(あし):
史上最もへたれなライダーだったかも。
(みど):
ところで、ゴーゴーファイブに出ていた人なの?
(あし):
そうみたいですね(→プロフィールの載ってるページ)。ショウ(グリーン)役だそうです。グリーンってところが地味ですね。
(みど):
こちらでも地味だったんだ。
(あし):
TBS「はなまるマーケット〜クイズママダズ2000〜2000年4月〜1年間という芸歴も発見。アシスタント役か?
(みど):
ほんとだ! 驚いた。

ギリシャ文字のファイ、カイ、デルタね

(あし):
前回のテレビ放談で、出た話題について。まず、カイザとデルタの変身コードについて。
(みど):
913でしたっけ?
(あし):
そうでっす。カイザの変身時のコードは「913(カイザ)」でした。語呂合わせのようなもんですね。
(みど):
9がカとは、いかに?
(あし):
で、デルタは引き金みたいのを押すだけなので、コードはなしです。
(みど):
デルタは、携帯電話でなかったですよね、変身の時のツール。
(みど):
きゅー、く、ここのつ。どこにもカがない。
(あし):
うーん、913だと「クイズ」の方が合ってるよね。
(みど):
それじゃ、強そうじゃないし。「クイザ」「キュイザ」「コイザ」どれも、つよそうじゃない。
(あし):
いや、そもそも数字ありきじゃないし。ギリシャ文字の「χ(カイ)」ありきだから。
(みど):
はぁ、ギリシャ文字?
(あし):
ギリシャ文字のファイ、カイ、デルタね。それぞれのライダーの名前の元は。ギリシャ文字については、ここ参照。だからそれぞれの顔とかそうだし、敵をやっつけた後、ギリシャ文字が出るでしょ。
(みど):
あれ? まったくギリシャ文字の記憶がない。私は、何を見ていたのでしょうか?
(あし):
気持ちも新たにこのページを見てみて下さい。それぞれの顔や身体のデザインが、ファイズのφ(ファイ)、カイザのχ(カイ)、デルタのΔ(デルタ)がモチーフになってるでしょ。

仮面ライダー555:ギリシャ文字イラスト

(みど):
うん、納得した。一年間、まったく気にせず見ていた自分に驚き!
(あし):
ファイズがφ'sだってことは理解してた?
(みど):
いや、まったく。5がファイブだから、なまっているのかと思ってた。
(あし):
公式サイトに行って、ロゴをよく見てみて下さい。「MASKED RIDER φ's」って書いてあるでしょ。
(みど):
おぉ、こんなところに書いてあった。この件は、復習しておきます。

恋愛は完全に連鎖でしたね

(あし):
で、前回の放談での話題の続きですが、オルフェノクの造形についてはどうですか。認識変わりましたか?
(みど):
うん、前回、あしさんに、素材が違うのに同じ色をだしてるということを聞いてから、まじまじみるようになった。巧がオルフェノクになったあたりから、特に意識するようになったなぁ。オルフェノクの顔と、変身前のキャラクターとの関係性がちゃんと考えられているなぁと。

仮面ライダー555:木場(ホースオルフェノク)イラスト

(あし):
で、恋愛模様の方は、結局誰もうまくいかなかったようでもありますね。何人か死んじゃったしね。映画ではたしか結花が死ぬ寸前に海堂といい感じになるんだよね。
(みど):
結花は健気だったよね。啓太郎が惚れるのも分かるよ。突然、オルフェノクになってしまった場合、結花みたいな反応が一番ノーマルなんだろうなと思ってた。
(あし):
結花はかわいそうな役回りだったけど、なかなか名演でしたね。ちょっとおちゃめなところを覗かせるシーンもあったりして、よかったよね。
(みど):
恋愛は完全に連鎖でしたね。
(あし):
一緒に住んでる同志でできちゃうと、ちょっと何だな、というのもあるし、あの絡まり具合がドラマ的にはよかったのでしょう。
(みど):
日曜朝の8時から、重い恋愛はなくてもよいし。
(あし):
まあ、ほのかな好意、ってのがいいですな。友情とも愛情ともとれるような。
(みど):
「ほのかな好意」っていい言葉だね。
(みど):
今思ったんだけど、仮面ライダーの方より、オルフェノクの方がいい役というか、深い役が多かったですね。三原、草加より、木場、結花のほうが人生を考えていた。
(あし):
どちらサイドも陰はあったけど、オルフェノク側の方がより陰があった分、深い役どころだというのはあったでしょうね。
(あし):
草加はある意味は昔ながらの「勧善懲悪」型の人間だったともいえるのかもよ。そういうものへのアンチという意味合いもあの役にはあったのかも、とか。
(みど):
ライダー1号的といえば、そうかも。頑固な感じ。一番、肉体派だったし。
(あし):
草加を演じた役者はちょっと可哀想かも。草加は嫌いって人多そうだし。子供たちに見つかっていじめられてないか心配です。
(みど):
確かにね、あんまり良い役まわりではなかったね。でも、全然違うカラーで新しい役を演じれば、ふっとびますよ。きっと。それか、悪役系で売るのもあり?
(あし):
うん。まあイケメンだし。今後も何かの番組で見かけることもあるでしょう。
(みど):
役者の人は、公式サイトで「僕は草加雅人という役にめぐりあえてホントによかった。」と言っているので、よしとしましょう。
公開:2004/02/04;構成:あし イラスト:あし
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