第25回：仮面ライダー555（その2）

(3ページ目・全3ページ)
まえのページへ

1年間同じ役をやるというのは、大河ドラマか仮面ライダーかって

（あし）：

主題歌変わらなかったね。前の放談の時変わるって書いたけど。

（みど）：

うん、ずっと同じだったね

（あし）：

公式サイトにそう書いてあったんだけどなぁ…。

（みど）：

なんか、事情があったのかも。

（あし）：

でも、もうあの曲とファイズってかなりセットになってるよね。名主題歌でした。

（みど）：

「ひとりひとりの」とか「ひとつひとつの」とかがサビだったよね。いい曲だったと思います。

（あし）：

まあ、そんな感じで最終回を中心に555について語ってきた訳ですが、最後にまとめ的なものを。

（みど）：

初めて最初から最後まで見た平成ライダー。毎週日曜の8時には、必ずテレビの前にいる自分が不思議なくらいはまったなぁ。悪を単純に悪で片付けず、はざまで悩む人を描いたあたりがよかったと思います。

（あし）：

キャラクターがとにかくよく描かれていたし、ストーリーもよくできていたしで、かなりライダーシリーズの中でも名作だったと私は思ってます。いわゆる敵側であるオルフェノク側をじっくり描いたというのがよかったですね。

（あし）：

龍騎もよかったけど、龍騎より深かったよね。人間ドラマとしても。

（みど）：

ストーリーが複雑になって悩むときもあったけど、個人をちゃんと描いていたと思う。

（あし）：

「結局恐いのは力におぼれる人間の弱さなんだ」と最後に地味な三原が語った言葉も、力＝正義ではないぞ、というメッセージもあるのかも。

（みど）：

今、話題の政治家の方にも見て欲しかったですね。

（みど）：

出演した役者さんも、1年という長いタームで役に向き合うことでいろいろ考えたんじゃないかなぁ。1年間、同じ役をやるというのは、大河ドラマか、仮面ライダーかって、誰かが言ってたよ。

（あし）：

今やライダーが役者の登竜門の一つにもなってるから、役者さんたちも必死だったでしょう。

ナージャって、大筋はいわゆるありがちなシンデレラストーリーもので

（あし）：

ところで、555の一週遅れで最終回を迎えた、ライダーの後にやってる番組「明日のナージャ」についてちょっと語らせてくれ。

（みど）：

私もこの放談で取り上げたいといわれたので、最終回だけ見ましたよ。

（あし）：

ナージャって、大筋はいわゆるありがちなシンデレラストーリーもので、孤児院で育てられたんだけど、実は母親は貴族の人で、最後は母親との再会も果たし、かっこいい王子様とも結ばれてハッピーエンド、って話だということは、最初の何話か見て、みんな想像ついてたことなんだよね。でも最後、貴族という地位を捨て、旅芸人に戻ると言ったのが、斬新だった。

（みど）：

「私は、踊り子に戻ります」みたいなセリフがあったじゃないですか？　その瞬間、軽井沢夫人（マンハッタンラブストーリーの）を思い出した。

（あし）：

旅芸人一座の踊り子に戻ったのよね。

（みど）：

王道では、王子様と結婚してハッピーエンドってことだよね。でも、そういうお伽噺って、その後本当に幸せなのかなぁって考えてたので、彼女の選択は正しいのかもしれないね。

（あし）：

生まれついての身分により将来が決まってしまうという状況は、今の子供たちには身近に感じられるテーマではないなと思ったけど。今の時代や世の中は恵まれている、自分の夢は自分でつかもう、というメッセージは女の子たちにも伝わったんじゃないかなと。

（みど）：

「王子様と結婚する＝幸せ」という構図はすでにないのかもしれないね。夢や未来や幸せは自分の手でつかむものだと。

（あし）：

そもそもお城とか舞踏会とかドレスとかに今の女の子たちも憧れを抱いたりするのかな。やっぱするんだろうな。ちっちゃい女の子って、ドレス好きだよね。

（みど）：

うーむ、そこは微妙だね。ドレスは好きだろうけど、舞踏会って何？って感じだもんね。

この読み名（ブレイド、カリスとか）は何語なんでしょうね？

（あし）：

で、新たに始まった仮面ライダー剣（ブレイド）ですが、印象に残ったことなどあります？

（みど）：

うーん、まだなんともいえないけど、最初からすでに、ライダーなんだってことと、ライダーの基地に入るのに、携帯電話での認証、指紋認証、網膜認証と最新の認証ものをすべて取り入れていることに驚き。

（あし）：

そうね。いきなり、もうライダーだったね。

（みど）：

ライダーになるときの、葛藤みたいのも見たかったなぁ、と思ったり。

（あし）：

あのカードがずらっと出てくるのを見て、龍騎に続き、またカードものか、というのが気になった。カードがまたグッズとして売られるんだろうなと。

（みど）：

今度は、4種でしたっけ？　4人のライダー。

（あし）：

四人みたいですね。

（みど）：

マークの方？　スペード、クラブ、ダイヤ、ハート。ちがったっけ？　記憶曖昧。

（あし）：

ブレイドのロゴを見るとマークがスペードだね。MASKED RIDER（スペード）

（みど）：

スペードの仮面ライダーブレイド＝椿隆之（21）、ハートの仮面ライダーカリス役＝森本亮治（21)、ダイヤのギャレン役＝天野浩成（25）、クローバーのレンゲル＝北条隆博（17）なんですね。ハートは女性でって思っちゃうけど、ハートも男なんだ。

（あし）：

この読み名（ブレイド、カリスとか）は何語なんでしょうね？　ブレイドは英語といえば英語なんだけど。

（みど）：

今、それを聞こうと思ってた。また、終わってから、ギリシャ文字とか教えられても恥ずかしいし。

（あし）：

じゃあこれは宿題ってことで。

（あし）：

似たような顔の役者のが多くて区別が付きにくいんじゃないかという批判も出ているようです。こことか。イケメンなのはいいんだけど、顔の系統が近い人ばかりではないかと。

（みど）：

確かにね。ヨワッチイ系とか、迫力系とかも交えてほしいな。まぁ、回が重なれば、個性が出てくると信じたいです。

（あし）：

恒例の（？）イケメンチェックはどうですか？

（みど）：

木場くんのように、私の心をつかんでくれる人はいるかしら？　変身しない竹財くんが一番好みかも。竹財輝之助っていう本名もいいし、白井虎太郎という役名もいいなぁ。役柄的には、555の啓太郎的な役割っぽいけどね。

（あし）：

じゃあ、私は紅一点の子をチェックしたいと思います。

（みど）：

栞ですね。今回は、やわな女の子ではなさそうですね。「いつか戦ったりもしたい」というようなコメントしてますね。

（あし）：

そんなわけで、これからは「仮面ライダー剣（ブレイド）」をよろしく。ってテレビ朝日・東映の回し者じゃないよ。

仮面ライダー555公式サイトの掲示板には、番組終了後も、ものすごい数の（大きいお友達からの）熱い書き込みであふれています。しかも、そのほとんどは好意的な内容ばかり。そのことからも、いかに555が記憶に残る名番組だったかということが、うかがい知れると思います。
そんな555の最終回に、私たちがとやかくいうのも野暮かもしれませんが、まあ「放談」ですので許してください。
仮面ライダー555の放談第一回もよろしければ、ご覧下さい。
これからは、新番組「ふたりはプリキュア」をチェックだ！　じゃなかった、「仮面ライダー剣（ブレイド）」をチェックだ！