今回はいつもと趣向を変えて、2003年の夏クールのドラマ全部を振り返ってみましょうという企画です。ちなみに最近ではTV業界関係者でない私たちまで「クール」なんて言葉を使っていますが、クールとは期間のことで、1クールは3ヶ月のことのようです。
はたぶんQuarterが語源なんじゃないかと思い、ネットで調べてみたら、そういう説があるというページを見つけました。
Quarterって4分の1って意味で、1年を1/4に区切ると3ヶ月なので、3ヶ月が1クオーター(クワラー…クールとなまった?)ということです。ちなみにアメリカでは1年を1/4の期に分けて考えるというのは一般的なようで、企業が「今開発中の新製品は、2003年の第二Quarterに発売します」みたいな発表をします。この場合4月〜6月に発売するぞ、という意味ね。また、この場合日本語では、「第二四半期に発売します」みたいに訳します。
いきなり豆知識になってしまいましたが、今回は、2003年第三四半期のドラマ振り返り編です。
連ドラ13本もあるね。いつからこんなにふえたのかしら?
:カレーを食べて、なにやらお腹の調子の悪いあしです。カレーはうまかったんだけどね。
:あっ! おはようございます。いつも放談の前には睡眠をする癖がつきましたです。今日は、この放談のために、18時に仕事を追え、21時には眠りました。
:というわけで、今回は夏の連ドラのおさらいです。リストアップしてて思ったんだけど、連ドラの数、多いよね。こんなに必要なのか? と思った。
:13本もあるね。いつからこんなにふえたのかしら?
:テレビ朝日の深夜ドラマとかNHKとかは入れずに13本。
:裏番組もドラマっていうのは、昔はなかった気がする。最近は多いね。
:トレンディドラマ全盛の時代からなのかな、こんなに増えたの。
:トレンディドラマ全盛の時って、すごいのがいっこあって、みんなそれに注目!って感じだったけど、最近は、数も多いし、いろんなタイプのものになって、票が割れてる感じだね。さすがに13本すべてはみれん。
:みんな同じドラマを見て、翌日の学校や職場で話題、なんて時代は終わったのでは? 会社で連ドラの話題になったりする?
:うちの会社はみんな帰る時間が遅いから、そういう話題にはあまりならないなぁ。「ウォーターボーイズ」と「STAND UP!!」は観ている人がいたけど、特に話題を共有することはなかった。
:そうか。みんな忙しすぎたり、他にやることが多すぎるのかもね。あと、必ずワンクールで終わるってのも、トレンディドラマのころからだよね? 昔のドラマって結構長い間やったりしてたよね? ものによるだろうけど。
:そうね。赤いシリーズとかは半年だったよね。
:なんか次クールには2クールのドラマもあるようですが。「白い巨塔」。
:リメイクですね、ちょっと楽しみにしてる。「高原へいらっしゃい」の二の舞にならないことを祈る。
:必ずワンクールだと、細かく描ききれないとかあるよね。「クニミツの政」って原作がかなりスケール感の大きい漫画らしいんだけど、1クールでは描ききれなかっただろうな、と思うのね。まあ見てないからなんともいえないんだけど。
:私も「クニミツの政」はみてないから、なんともいえないけど、漫画が原作のものって、ドラマにするとだいぶ端折られるきがするなぁ。
:夏ドラマ原作コミックをチェック! というページを見つけた。
:原作の一部分だけもらって、あとは全く別物にするのもあるけど、その方がいい作品は多いのかも。「カバチタレ」とか。
:設定とかは残してっていうのはありだよね。絶対的に不可能じゃん。そのまま再現なんて。
:現実問題映像化が難しい作品はあるね。「漂流教室」とかね。
:あのCGはすごかったね。でも最後どうやって終わったか思い出せない。今回、まんがが原作はこれだけ?だっけ?
「Dr.コトー診療所」は、中島づくし。
:あと「Dr.コトー診療所」。夏ドラマ原作コミックをチェック!にも載ってますね。
今年の夏の連ドラでは視聴率としては一番のヒット作のようですが。
:これは、1話もみてないの。そんなにヒットだったんだ、しらなかったよ。
:ここに視聴率が載ってます。主題歌が中島みゆきだったので、中島モノはヒット、というのがTV界では言われてるのかも? 「プロジェクトX」とか
:みゆきさん、やるねーー。「家なき子」もヒットドラマだし。
:柴咲コウも中島さんの曲を挿入歌として歌ってたんだよね。詳しくは「はやり歌なら…」を見ましょう。
:「Dr.コトー診療所」は、中島づくし。
:で、このドラマ、私もほとんど観てないんだけど、妻はよかったと言ってたよ。特に「北の国から」を見てた人には吉岡くんがじっくり見れてよかったのでは。しかし吉岡くんが主役ってのも珍しいな。
:始まる前は、「南の国から」とか言われてたね。
:私には吉岡君が小室哲哉に見えてしょうがなかったが。髪型といい、腹から声が出てないところといい。
:いま、すごく笑った! そんなこと考えたこともなかったよ。
:「小室哲哉物語」をやるときにはぜひ主役に。
:で、ちょっと懐かしい出演者と言えば、緒形直人が「僕だけのマドンナ」に出てました。
:それは、番組のサイト見てて思った。「北の国から」では、吉岡くんと繋がってるね。そういえば、緒形直人の妻、仙道敦子はもうドラマとかでないのかな。けっこう好きだったのに
:ああ、仙道敦子はよかったね。「セーラー服反逆同盟」とか。
:それは、観てた気がする。面白かった記憶がある。
:で、緒形直人のおひげ姿が格好いいと話題のようなんですが、どうなんでしょう? 私にはとってつけたようなヒゲな気がするが…。
:私もあまり好まないな(笑)。出演者の中では、年上のほうだから、無理してる感じ。
:ひげがない方がかっこいいじゃんってことですよ〜(フォロー)。で、このドラマはちょっとしかみてないんだけど、わがままな行動を取るハセキョウに振り回されながらも、徐々に惹かれていくタッキー、という話でした。「猟奇的な彼女」と似てるという話も。
:「猟奇的な彼女」、「僕だけのマドンナ」。タイトルはまったく反対の表現にしたのね。映画のパクリのドラマは多いよ。「愛という名のもとに」は「セントエルモスファイヤー」だしね。
:パクリというのは言い過ぎかもしれないけど、発想を得ている、というのは多いだろうね。「僕だけのマドンナ」はその類だと思うけど。で、「僕だけのマドンナ」は今クールドラマでは多かった、いわゆる「優柔不断男」の話ですな。
(2003/9/23公開)
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