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第33回:イシバシ・レシピ

今回のテーマは「イシバシ・レシピ」
TBS 水曜深夜0:55〜1:20(2004/3/24終了)
番組案内ページ
http://www.tbs.co.jp/bangumi/ishibashi.html
http://www.tbs.co.jp/program/ishibashi.html

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うん、ちょっと納得してきた。彼が悪人ではないのは伝わってきたよ

(あし):
石橋ってお笑いとしては芸がないよね。
(みど):
そもそもとんねるずは、何するひとだっけ? 漫才じゃないよね。
(あし):
とんねるずはまあコントをやる人なんだろうけど。彼らのコンビネタってまったく思い出せないよね。
(みど):
とんねるずのコントはでてこないな。「雨の西麻布」とか歌ってたなっていう記憶。秋元康プロデュースでしたっけ?
(あし):
そうね、歌の印象は強いね。
(みど):
野猿もそうだしね。最近だと。
(あし):
石橋の強みは常にアウトサイダーであることだって、論じてる人もいたけど[メディアからメタ・メディアへ - 当世芸能長者事情]、歌の世界においても、石橋はプロの歌手ですって感じは全くなかったよね。それが彼の強みなんだと思うよ。
(みど):
今読んでいた。何かに特化しないこと。何かのプロにならないことがプロってことか。
(あし):
木梨がなんでも器用に、まさに「プロ級」にこなすのに対し、石橋は常に「二流のパロディ」みたいなもんなんだよね。で、何の分野においても全く成長しない、常に学生ノリで「はしゃいでるだけ」に過ぎない。それが彼の芸なんじゃないかと。
(みど):
「何者でもない」という部分はいいね。何者でもないから、何者にでもなれる。
(あし):
なので、芸人としてかなり特異な存在な人なんですよ、彼は。いろんな分野に首を突っ込んで「王様は裸だー」って言える存在ってわけなんですよ、石橋は。
(みど):
属さないから、媚びる必要がないと。
(あし):
そして、それだけだと絶対角が立つと思うんだけど、それを立てさせない人柄があるんじゃないかと(推測だけど)。本当に純真な人で、「この人ならしょうがないな」とあきれられてるのかもしれないけど。
(みど):
うん、ちょっと納得してきた。彼が悪人ではないのは伝わってきたよ。

おぉ、なんか、すごい人だと思わないといけない気分になってきた

(あし):
秋元康ともずっと仕事してるしね。
(みど):
うん、長いね。
(あし):
知能派の秋元康にして、石橋こそ天才だと言ってるらしいから。
(みど):
ほう、そうなんだ。知らなかったっす。

イシバシ・レシピ:石橋は素なのかな?イラスト

(あし):
なので、我々外野の人間の分からない何かが石橋にはあるのでしょう。
(みど):
表面だけじゃわからない、なにか深いものがあるのでしょうね。テレビに出ている彼は、商品としての石橋貴明なんだろうね。ちょっと鼻につくところも、含めて。でも、業界で生きていくためには、本当の性分がかなり大事ですよね。
(あし):
メジャーリーグの野茂っているじゃない。彼オフシーズンに日本に戻ってきてもほとんどTVに出ないんだけど、とんねるずの番組には出るんだよね。石橋との交友関係で。で、わたしも知らなかったんだけど、K-1のアンディフグやF1のアイルトンセナなんかも、石橋の交友関係で彼の番組に出てたそうで、石橋がいなければK-1ブームもF1ブームも起きなかったかもしれないらしい(?)。
(みど):
おぉ、なんか、すごい人だと思わないといけない気分になってきた。だけど、私は、外見的に苦手ってのもあるからな。
(あし):
わたしの推測では、彼、裏ではすごくいい人で、いつもバカにしているモー娘。の飯田圭織とかには裏で謝ってたりするのか、それとも表も裏もない純真な人でそこが信頼できる感じがする人かどっちかかなと。
(みど):
謝っている姿は見たくないなーー。あんまり計算されていると、人柄がよいとは思えないしね。
(あし):
真剣に謝ってる姿は確かに想像できないね。じゃあ後者かな。石橋貴明は裏表のない本当のバカ(褒め言葉)だと。
(みど):
賛成!

ポイントは、見たままじゃないってとこね

(あし):
この「イシバシ・レシピ」最終回で、石橋はプロ野球選手か料理人になるのが夢だったと語ったのね。そして、今度はもう片方の夢の野球に関する番組をやるとのことです。ということで、「MLB主義」って野球番組が始まるそうです。自分主導で番組が作れるなんて、バカ(褒め言葉)も上り詰めたもんですな。
(みど):
番組に自分の名前がついた時点で、ひとつの誇りですよね。って今度はつかないのか。3月29日の月曜からスタートですね。あしさんはチェック予定?
(あし):
そうね。見ると思う。石橋好きというわけではないんだけどね。
(みど):
私は、たぶん見ないだろうな。
(あし):
そりゃ石橋好きでもないし、野球好きでもないのに見てたらそっちの方が驚きだよ。
(みど):
ははは! おまけに完全に寝ている時間だ。
(あし):
はい、そんなわけで、ここまでの話をふまえて、今のみどさんのイシバシ好感度は??
(みど):
うーん、65。かなりアップしました。
(あし):
やったー! プレゼンしたかいがあった。
(みど):
ポイントは、見たままじゃないってとこね。
(あし):
いつも仕事のプレゼンもこううまくいくといいんですが…。
(みど):
プレゼントももらえると嬉しいのですが。
(あし):
プレゼントは「うたばん」の石橋貴明の部分だけを編集したビデオです。
(みど):
絶対いりません。
(あし):
やっぱ嫌いなんじゃん。
(みど):
まぁ、それはそれで。でも、今度からちょっと優しい目で石橋を見ようと思います。

(あし):というわけで、「イシバシ・レシピ」というより石橋貴明を考える放談でしたが、最後はみどさんの好感度も上がってめでたしめでたし(だよね?)。でも考えてみたら石橋の人間性を切り口にしたので、芸人・石橋貴明を認めさせるには反則だったのかも?? まあ、「このタレント嫌い」=「その人の人間性を否定する」ではないということを、読者のみなさんにも再認識してもらえると幸いかと。
たとえば、このサイトでタレントを否定・批判するようなコメントがあっても、その人自身を否定しているわけではないですから、お叱りのメールなど送ってこないでね〜。

次回は「東京フレンドパーク II」を予定しています。お楽しみに。

公開:2004/03/31;構成:あし イラスト:あし
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