けっこう売れているらしい「メイキング・オブ・ウォーターボーイズ」

：突然ですが、メイキングブック「メイキング・オブ・ウォーターボーイズ」をお持ちのみなさん。おもむろに最後のページを開きましょう。
：奥付けのとこね。
：P66〜81を担当したのがみどです。
：はい、みどです。
：それではみどにインタビュー。私はまだ全部読んでないのですが（笑）、ずいぶん大変そうなコーナーを担当しましたね。
：そうそう、みどは一緒に合宿にいったのね。泳ぎは苦手なので本当に大変でした。（嘘）　本当は、編集者さんが泣きそうになって電話をかけてきました。7月20日（日）のことです（ちょっと大袈裟、Yさん、ごめんなさい）。
：で、二つ返事でOKしたと？
：もちろん。プロですもの。でも、締め切りまでのタイムリミット36時間くらいで、24時間分のDVが来たときは一瞬焦った。DVDが来ると思ったのね。だから、再生のためにビデオカメラを借りる相手を探すとこから仕事は始まったので。で、見て、書く時間を考えると、ありえないと仕事しながら何度も思ったよ。

：細かい指示もなく、ただビデオが送られてきたの？　バイク便で？
：いやいや、「今日の岡江久美子」の要領で、ビデオを見て面白いところのコメントを60〜80個と言われたのかなぁ。物はバイク便で来たよ。
：「今日の岡江久美子」って言ったの。編集さんが？
：はい。言いました。
：共通用語になってるとこがすごいね。
：そう、このお仕事をくださったのは、「岡江久美子のチャチャッとレシピ」の編集者さんなのです。

：で、「今日の岡江久美子」で鍛えた技が活きたと？
：そうね。継続は力なりよ。ただ、依頼の時に「今日の岡江久美子」の文体ではなくJUNONみたいな文体で書いてね、って言われた。若者向きってことね。
：ビデオ全部見ても12時間も余裕があるじゃん（プラス思考）
：でも、当時このドラマを一度も見たことがなくて、DVをみてもだれがだれだか分からないのですよ。山田くんだけかろうじて分かった。
：DVはドメスティックバイオレンスの略ではありません。念のため。で、資料とかもらわなかったの？
：32人のボーイズの顔写真が載っている雑誌のページをFAXしてもらって、それを照合しながら、でもFAXされた写真は判別不能で、Webサイトをけっこう利用しました。
：サイトに32人載ってるもんね。多分相当このドラマ見てる人でも、32人全員の区別はつかないでしょう。
：おまけに水着で水に入るとますます判別ができなくなる。私の中で、印象深いのは一太郎くんと、お笑いコンビ「オール成増」の2人です。ドラマでは「オール成増」は生徒会の役員の役で、一太郎くんはどこに居たのかわからず。
：一太郎はジャストシステムのワープロではありません。念のため。
：本人も自己紹介で言ってました。彼女は花子です、とか。
：これはビデオの何分何秒かをメモって、それにコメントを書いたの？
：うん。画面をテレビでみながら、時間はビデオカメラの数字を覗いて。最初の1本で3時間くらいかかって、もうだめかと思ってくらくらしてた。自己紹介のところも、名前と顔を覚えたりするので時間かかったし。作ったテキストは、たとえば、こんな感じ。

19:48
順番に簡単な自己紹介を。たとえば、こんな感じで。「石井智也です。合宿中、5月14日で19歳になります。みんなスリムな方が多くてびっくりですが、僕はどんどん食べて太ります。よろしくお願いします。」この誕生日発言が後にサプライズを生むことをまだ彼は知らない。

36:33
どうしても携帯電話が気になる様子の一太郎くん。「ここがauが一番入る場所です。というかむしろここしか入らない。」としっかりチェック。でもその高さでは通話不能。メールのみでよろしくね！
※提供がDoCoMoのためこのauという言葉は電波に変更され掲載されています。

気づいたら、140個くらい書いてた。自分でもびっくり。
：ほう。で、今や街で会っても32人の区別は付くと。
：もちろん。後姿でもわかるはず、ありません。だから、ドラマ見ても、一太郎がどこにいたかもわからないありさまです。
：じゃあ地球にこの32人しかいなかったら誰を選ぶ？
：まって、 今、メイキングブックで確認してる。無難に立松かな。
：ははは（聞いておきながら、どうでもいいや）。
：ひど！　今、気づいたけど、27人にもちゃんと役の設定があるみたいだね。
：うん、設定は公式サイトにものっています。
：顔と名前しか見てなかった。
：公式サイトには軽音部のオリジナルソングも載っています（さっき見つけた）。ちなみに、軽音部の辻本くんは上戸彩が出てたときの3年B組金八先生で人気だった子です。
：あなたもメイキングブックで復習して32人覚えよう！
：ぜひ、WBファンは必携でしょう。しかし、私の懐具合には、なんの変わりもありませんので。

さて、最終回　「男のシンクロ」公演は？

：で、その合宿で、鍛えた演技が、先週の火曜日にオンエアされましたが、いかがでしたか？
：うん。自分の中で期待しすぎたところもあったけど、よかったと思うよ〜。カメラワークが難しかっただろうね、シンクロシーン。5人だけが目立つでなく、客観的に競技として撮っていたのがよかった。
：たしかに、泳げない子も含めて32人が合宿して出した成果だから、そこはドラマを越えたものがあったと思うよ。
：普通シンクロって深ーいプールでやるんだよね。最後の勘九郎のバック宙は、さすがにウソだと思った。浅いプールではあの高さからバック宙は危ないでしょう。
：頭打ちますね。普通のシンクロは水深3メートル以上のプールでやるみたいですね。彼らのシンクロは足をついてOKなものだから。4段やぐらからのジャンプは危険かと。
：そうね。まあ「伝説の」ですから。三角作ったり丸作ったりとかの地味なところ、すごくよくできてたね。ちょっと感動したよ。
：人が、めだかみたいにみえるよね。でも、ひとつ意外だったのは、陸ダンスがけっこう多いのね、ってこと。
：陸ダンスは、ドラマ的な見せどころでもあったしね。青春群像としての。（ちょっと四文字熟語？を使ってみた）結局はあのドラマらしくハッピーエンドでしたが。石塚くん以外は。
：恋模様。そうですね。2組成立。

：でも、演技では、あややダンスの石塚は良かった。
：石塚くんのダンスは、ポイント高いね。
：彼が、ちゃんと元の体型に戻れることを祈る。
：でもまたデブキャラの依頼が来るかもよ。
：それは、どうでしょうかねーー。ちょっと半端な太り方だしな。次回ドラマ出演は10月13日スタートの日本テレビ系「ライオン先生」の生徒役のようですね。
：最後にこれは言わせてくれ、
：おう。
：勘九郎の妹はブレンディ（コーヒー）のCMで原田知世と共演している女の子[→ニュースリリース][→CM]です（豆知識）。
：おませな妹が、カフェオレをつくってる子ね。

：CMではかなり小さいときの映像がまだ流れていますが。大きくなったね、ってのが楽しめます（ビデオ撮ってるひとはチェック！）
：たてのりラブだったね。私の恋のライバルじゃん。
：はい。言いたい事終わり。
：では、本当に最後に感想を。途中から見始めたけど、けっこうおもしろくはまったよ。この32人の男の子の中から、キラリと光る逸材が現れることでしょう。その時のためにも、メイキングブックは必携です。なーーんて、ちょっとしつこいか。きっと、近いうちに、「あっ！　ドラマのウォーターボーイズに出てたんだ」って会話がここでされる可能性もありと。
：偶然見たら面白くてつい見続けた、ってドラマこそいいドラマだと思うのですが、まさにそんな感じで見続けた「ウォーターボーイズ」。肩の力を抜いて見れるドラマでありつつ、熱くもなれる、いい雰囲気のドラマでした。
：1話と最終回に登場した、ラジオの声の福山も気がきいていたしね。そんな遊び心もあるドラマだったなと。
：この際、メンバーを変えて毎年やればいんじゃないか。やぐらも5段、6段と毎年増やして。
：そして、ギネス申請へ。
：今年のボーイズは前人未踏の6段やぐらに挑戦。世紀の生放送。ついにけが人が出るか？　スペシャル！　とか
：なま？？？　妄想が広がるので、放談はこの辺で。

■次回予告：
夏の連ドラ総集編！　をお送りします。みんな、最終回をチェックして来週もアクセスしてね。

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