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第29回:特捜戦隊デカレンジャー

今回のテーマは「特捜戦隊デカレンジャー」
テレビ朝日系 日曜7:30〜8:00
テレビ朝日公式サイト→http://www.tv-asahi.co.jp/dekaren/
東映公式サイト→http://www.toei.co.jp/tv/dekaren/

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シンプルながら、なかなかいい造形だと私は思っております。

(あし):
これだけ戦隊シリーズ続いているので、毎回のキャラクターのデザインとかも大変だと思うのですが、その辺造形、デザイン的にどうでしょう、デカレンジャーは。私は左胸から肩にかけて、数字が入ってるのがなかなかいいなと思ったんだけど。レッド=1、ブルー=2…といった。数字をうまくデザインに活かしているなと。

デカレンジャー:胸のマークは数字です

(みど):
今気が付いた。写真を凝視してしまった。画面を見ずに音だけ聞いている時もあるから、ノーチェックでした。私は、仮面がほぼ同じデザインで、ちょっとだけ違う部分に意味があるのか気になってる。こことかで見ると分かるよね。赤は完全にVだけど、ピンクは細かいし。
(あし):
あ! これも数字に合わせてるんじゃないの。小窓の数が。
(みど):
そうだ! 赤1、青2、緑3、黄4、ピンク5だ! 緑が3は出世だ。
(あし):
そうね。ミドレンジャーは5だったもんね。ミドレンジャー5のくせに、4のモモレンジャーより前に名乗りを上げてたりしてたよね。あれ女性差別だと思わなかった?
(みど):
いや、あの時代は、まだ女性が一歩後を、だったんだよ。っていうか、そんなこと気にせず見てた。
(あし):
まあ、シンプルながら、なかなかいい造形だと私は思っております。デカレン。出てくるメカとかもカッコイイよね。警察だから、ロボがサイレンいっぱいつけてるのも、ある意味かっこいい。
(みど):
そうだね。だんだん、凝ったつくりになっているのは感じる。素朴感も残して欲しかったり。
(あし):
いや、その凝った方向が、ゴテゴテ飾り付けるでなく、シンプルな方向にいってるのがいいなと。戦隊シリーズに限らず、最近の仮面ライダーにしろ、ウルトラマンにしろ。
(みど):
装飾も、程度があるからね。それは、話の内容にしても同じことが言えるかな。多少のミステリアス感はいいんだけど、混乱するような内容はNG。
(あし):
ウルトラマンも仮面ライダーもシリーズが進むにつれ、飾り立てて変になっていったからね。顔の造形がね。まあ、ウルトラマンにしろ、仮面ライダーにしろ、スーパー戦隊にしろ、もともとの初代のデザインがあるわけじゃない。そこから色々変化を付けてきたのが一段落して、初代を現代風にブラッシュアップした風なのが最近の傾向で、なかなかいいなと私は思っているの。
(みど):
ほう。途中は、やはり、やりすぎ〜っておもえる時代(その当時はきっとバブリーな頃だったりして)があって、今は本当にだいじなものを見るなんて時代になってきたのかな、と繋げてみたり。そう考えると、この戦隊シリーズは時代を映しているわけだね。
(あし):
うんうん、そういう一般論につなげたかった。

犬の隊長に「わたしのドンと呼ばせて下さい〜♪」とか言うと面白いかも

(あし):
で、あと特筆すべき点として、まず、石野真子が出ている! 結構似合ってるよね。白鳥スワン役。
(みど):
驚いたけどね。あのクールな感じがいいね。
(あし):
石野真子と犬隊長(勝手に呼び名を変えてる)のシーンは、締まりますな。

デカレンジャー:石野真子!

(みど):
別に姉御ぶってもなくて、淡々と仕事してる。チーニョー星人っていうのもいいね。
(あし):
あ、チーニョー星人ってのは放送日の日曜(ニチヨー)と掛けてるのかな。彼女あの中で全然浮いてないよね。おばさんって感じもしないし。
(みど):
大人のシーンだね。おばさんっぽさは欠片もない。
(あし):
犬隊長に「わたしの首領(ドン)と呼ばせて下さい〜♪」とか言うと面白いかも。
(みど):
ぜひ、言って欲しいけど、それは無理なお願いでは。最終回とかで、やってくれるといいかも。あっ! 映画になったらやってくれるかも。コミカル系だから。
(あし):
で、エンディングがささきいさおってのが渋いなと。渋い曲だよね。ロカビリー調? あれ子どもが真似して歌ったらやだよね。
(みど):
うん。最近は、若手歌手とか、妙に流行を意識したものになってるけど。これはいいね。低音の魅力だよ。大御所登場だね。
(あし):
オープニングの曲もあいかわらずでいいよね。スーパー戦隊系のオープニング曲は燃える曲ばかりでいいね。オープニング/エンディングともコロムビア[ANIMEX]ページで視聴できるようです。
(みど):
「アバレンジャー」主題歌も単純明快で良かったけどね。
(あし):
あの文化は残して欲しいよね。スーパー戦隊のオープニングだけを集めたDVDがたしか出てるんだけど、ちょっと興味がある。あの単純明快さを時に求めたくなるよね。カラオケで歌ったら、大盛り上がりかしらけるかのどちらかだよね、特撮ヒーロー系主題歌。私は歌わないけど。
(みど):
会社で、「アバレンジャー」の主題歌を歌ったことあるよ。番組を見ている人が何人かいたので、こっそり歌ったりした。合唱ですな。ミニ合唱。いや、周りがひいたけど。
(あし):
あと、女性二人にもちょっと触れておきたいんだけど。実はネットでデカピンクがかわいいと書いてる人がいて、それで俄然デカレンに興味をもったんだけど。でも私の好みはイエローです。

デカレンジャー:イエローとピンク

(みど):
ピンクは、可愛い系、イエローはキレイ系だよね。アイドルと女優っていう見た目のイメージがあるなぁ。
(あし):
まあ、最近の戦隊系は、女性のレベルも高いですな。さとう珠緒も千葉麗子も出てたしね。
(みど):
ピンクは20歳か。イエローの方が実年齢が下だった。びっくり。

戦隊シリーズは確かにチームワークが基本だもんね

(あし):
最後に、この番組お子様に勧められるかって意見を。
(みど):
デカレンジャーはありだとおもうな。悪を退治、仕事に対して真摯。チームワークもいいし。チームワークって所は伝えたいかも。今って、人とのコミュニケーションが下手なひと増えてるから。
(あし):
戦隊シリーズは確かにチームワークが基本だもんね。まあ、娯楽作品として良くできてるよね。殺伐としたとこや、斜に構えた部分もないし。英語の勉強にもなるし(主にカタカナ英語)。子どもの悪影響にはならないかな。
(みど):
誰かひとりに頼るのでなく、みんなで作り上げてるってとこもいいよね。
(あし):
子供たちは、誰かのキャラに感情移入して見てたりするんでしょうね。
(みど):
ちなみに、私は、クールにイエローあたりを狙いたいね。
(あし):
いや、誰も聞いてないし…。じゃあ私は犬隊長を。わんわんわわん♪

放談後分かったのですが、各キャラの名前はお茶から取っているそうです。

デカレッド・赤座伴番(あかざばんばん)/バン=番茶
デカブルー・戸増宝児(とますほうじ)/ホージー=ほうじ茶
デカグリーン・江成仙一(えなりせんいち)/センちゃん=煎茶(せんちゃ)
デカイエロー・礼紋茉莉花(れいもんまりか)/ジャスミン=ジャスミン茶(茉莉花茶)
デカピンク・胡堂小梅(こどうこうめ)/ウメコ=梅昆布茶

ってことね。しかし! 煎茶は緑かもしれないが、ほうじ茶は青ではないよな。
戸増(とます)→トーマス→機関車トーマス→青というのも考えたんだけど。
あ、青ほうじって言葉があるのを見つけた。これか??
礼紋茉莉花のれいもん→レモン→黄色ってのもありかも。胡堂が桃色と来ると、胡桃(くるみ)って字を連想するなぁとか、いろいろ考えられますね。
これにて一件コンプリート! とはいかなかったので、みなさんの意見もぜひ教えて下さい。とくに戸増宝児の名前とブルーとの関係について。

そんなわけで、お子様にも大きいお友達にもおススメの「特捜戦隊デカレンジャー」、みんなも見ようぜ! ロジャー!

次回は、「TVチャンピオン」を予定しています。お楽しみに。

公開:2004/03/03;構成:あし イラスト:あし
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