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第32回:警視庁鑑識班2004

今回のテーマは「警視庁鑑識班2004」
日本テレビ系 水曜夜10:00(終了)
公式サイト→http://www.ntv.co.jp/kanshiki/

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最終回の西村の言葉

(みど):
最終回で、西村が、犯人に向かって、「おまえの言うことなんて分からない」と言ったところが、前回の放談の「同じ境遇でもオレは違うぞ」っていうのに繋がるなと思ったの。
(あし):
「オレの気持ちが分かるか!」という犯人に対して、ですね。
(みど):
そうです。見ていなかった人のために状況を説明しますね。西村と犯人は同じ事件で、同じように父親を亡くしているのです。で、西村は警察に入り、犯人は父を亡くしたことで、今、自分が幸せじゃないと逆恨みをして事件を起こしたわけです。
(みど):
ドラマだからなんとも言えないのですが、同じ出来事でも、向き合い方で、プラスにもマイナスにもでるんだなと改めて思った。
(あし):
同じ境遇に置かれても、その先どうするかは自分自身だということが言えるってことね。もちろん環境の違いってのも大きいんだけど。
(みど):
そう。最近、プラススパイラルとマイナススパイラルということを考えていて、この回転をどちらにもっていくかは自分自身なんですよね。
(あし):
で、「オレの気持ちが分かるか!」って人間に「分からない」と言ってのけるところが私は気に入ったね。以前交換日記でも書いてるけど、そういうときに「おまえの気持ちが分かる」ってのは嘘っぽいからね。
(みど):
そうだね。そういう話もしたね。でも、今回は、いきなり「分からない」っていう発言を聞いて、犯人が逆上するかと思ってひやひやしたよ。西村は格好よかったけどね。
(あし):
犯人もまあ大人だったんでしょう。
(みど):
犯人も、捕まえて欲しい気持ちもあったと思う。
(あし):
そうだね。殺す気はなかったんでしょう。
(みど):
罪を犯してしまったときって、捕まると安心するっていう心理があると思う。今、「砂の器」では、中居くんが苦悩してますけどね。
(あし):
そうね、わたしも「砂の器」を連想してた。中居くんも、たぶん最後捕まってほっとすると思う。
(みど):
あの心理は、正常な心理だと思うよ。

「牡丹と薔薇」にも出演中の西村和彦

(みど):
で、そんないいセリフを言った西村ですが、昼間は、大人気ドロドロ昼ドラ「牡丹と薔薇」に出演してますね。
(あし):
このドラマの期間は、西村ファンにはたまらない水曜日だったでしょう。一日に2度彼が見れるということで。
(みど):
そうですね。それも、種類の違う男として。
(あし):
そういえば、なんと小沢真珠(まじゅ)も鑑識班の9話に出てたね。
(みど):
きゃーー。9話見逃している。そんなおいしいキャストだったのね。それは、ボタバラファンにもたまらない回でしたね。
(あし):
しかも小沢真珠の役名が奈々子だったの。大河内奈々子に掛けてるのかしら。
(みど):
それ、狙ってませんか? で、真珠が犯人だったの?
(あし):
その回はちょっと複雑で、メインの事件の犯人は別の人だったんだけど、真珠も過去に人を殺していたの。だからある意味犯人。
(みど):
まじゅはやっぱり怖いんですね。(まんじゅう怖い)

警視庁鑑識班2004:牡丹と薔薇イラスト

(あし):
ちなみに西村和彦と接触するシーンはありませんでした。残念。
(みど):
それは、ぼたんの執念が邪魔したのでしょう。私のいないところで会わないでって。
(あし):
公式サイトのSTORYの9話のところで、真珠の姿を拝めます。うん、やっぱりまじゅは怖かった。
(みど):
奈々子も最近怖いけどね。
(みど):
いやぁ、こうやって役者が同時期に別番組で共演ってのも面白いね。
(あし):
ボタバラの方の西村和彦は、かなり壊れてきましたね。
(みど):
全員、崩壊の方向へ向かっているような。
(あし):
そもそも香世(まじゅ)と結婚するなよ。
(みど):
そうそう、私は、途中から見たので、よくわからないけど、なぜ、ぼたんは香世に由岐雄(西村)を譲らなければならなかったの?
(あし):
両親が飛行機事故で死んだのね。で、会社がたちゆかなくなって、そこに救いの手を差し伸べたのが峰岸徹だったの。その条件が、ぼたんが峰岸のめかけになるということで…。
(みど):
ぼたんが、だったんだ。真珠でなく。
(あし):
で、そのかわりに(ってのも強引だが)、香世(真珠)が由岐雄さんと結婚しなさいよ、とぼたんがすすめて…。その前にもいろいろとあるんだけど。
(みど):
そのたちゆかなくなった会社は結局、峰岸のものになったのね。
(あし):
そうね。それで会社がすんなりうまくいってるのも疑問だが。
(みど):
川上麻衣子とか北原佐和子が出演していた部分はまったく知らないので、4月放送予定の総集編を楽しみにしてます。そして、思うのが、今の状況って、真珠と西村が離婚すればいい問題だし。ぼたんはそもそも愛人だし。離婚もないよね。こんな冷静に見てちゃだめなのかしら? テーマが、「愛憎の花、咲き乱れる。」だから、常識は通用しないわけ?
(あし):
過去のいろいろなしがらみを知らないと分からない部分もあると思うけど、でも確かに解決法はいくらでもありそうだけどね。でもまあ、いろんな因果が元になってるんだよね。親の因果が子に報いって部分もあるし。
(みど):
これが、時代ものというか昭和初期とかなら、ありえるけど、現代だもんね。勝手に離婚しそうなものだけど、まぁ、このドロドロ感が昼ドラの良さ。
(あし):
確かに最近は携帯電話とか使ってるし、ほぼ現代だよね。
(みど):
洋装店とかは、ちょっとひとむかし前っぽいけど。

さて、「警視庁鑑識班2004」に戻ってみましょう

(あし):
さいごに「鑑識班」で気になったことをご報告。元ヒップアップの小林をひさしぶりに見た。千原兄弟の兄が出ててちょっとびっくりした。あと、ベンガルはこちら本池上署にも出てるし、警察づいてるな、と。
(みど):
おぉ、小林ってヒップアップか。小林って、すでにヒップアップイメージないなぁ、当たり前に脇役俳優としてみてた。あと、中山エミリがすごーーく地味に出てたのも不思議だった。
(あし):
公式サイトの中山エミリの役の説明文の「おませで、おきゃんな兄想いの妹」ってのが、古くさいフレーズだなと。おませでおきゃんって、今時使わないよな。
(みど):
美容師だったって初めて知った。あと、中山加奈子って、元プリプリかと思ったら、西村の母の役名だった。
(あし):
はは。たしかに、同姓同名か。
(みど):
細かいところを見ていくと、終わった番組なのに、楽しめちゃいましたね。ということで、最終回はかなりいい感じだったと思っています。知識も得られたし、いい言葉もあったし。
(あし):
また2時間ドラマでやってくれるでしょう。
(みど):
ですね。2時間ドラマ→連ドラってのは珍しいケースだと思います。連ドラでも楽しめた作品でしたが、また2時間ドラマで会いたいな。
(あし):
わたしは、基本的には科学至上主義の人間なので、こういう科学の力で問題解決って話は好きかも。でもまあ最後は人間ドラマなんだけどね。
(みど):
私は、深く考えず、証拠を探していくっていう行為がすきかも。物証ってやつかな。

(みど):いやぁ、やっぱり、いいメッセージを残していたね、と改めて実感しました。ドラマって、ただ楽しむというより、知識を得ることもあるよ、ってことを教えてくれた番組でした。「テレビばっかり見ている」と叱られている子供たちもいると思うけど、テレビから得るものもあるのです。

次回は「イシバシレシピ」を予定しています。お楽しみに。

公開:2004/03/24;構成:みど イラスト:あし
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