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ふむふむ。分かったような微妙な感じ
:変身シーンに戻って、うさぎちゃんの髪の毛がCGでひらひらしてるのが、ちょっといいかな、というのを追加。
:そこまで、細かくみていなかった。で、先週の放送の、高い所にぶらさがっているシーンもCGなの? うさぎが亜美を助けるところ。
:あれは合成なので、合成をCGとは言わないけど、コンピュータを使っている事は確かだね。
:そうかぁ、CGの言葉の意味から勉強しないしです。私。あしさんとの会話かみ合わなすぎだわ。
:ここで私が言っているCGってCGIのことで、インターネットで掲示板とか作るのに使うCGIではなく、コンピューター・ジェネレイテッド・イメージの略のCGIで、コンピューターが生成したイメージってことね。
:ふむふむ。分かったような微妙な感じ。明日の放送で、チェックしてみますなり。
:というか一般的にCGというと3DCGを指すことが多いね。コンピューターで立体的に作ったもの。ぬいぐるみみたいな猫とか(笑)
:変身するシーンもそうだよね。
:そうです。ひらひらしてる髪の毛は3DCGだったということです。その他のパーツも3Dだったり2Dだったり、合成だったり。
:そういう視点から見るとまた、面白いかも。
あなたは選ばれた人ですよ、という時点から頑張るというのは「電波少年」と同じ
:で、「選ばれし者」が変身して闘う、ということの子どもに与える影響の話をさせてくれ。主人公達は努力して戦士になった訳ではなく、生まれながらの運命で戦士になっている。子どもたちが、実は自分も選ばれた者では、とかいう妄想を持ったりしないのか? ということの問題を私は考えたりするんだけど。のび太シンドロームとも根底では繋がる。
:うーーん。他力ってことね。自分の力ではなく。私は、子供の頃、ずっと、自分は選ばれしものでいつか覚醒するみたいに思ってたかもしれない。はっきりした理由は分からないけど、たぶん、戦隊ものが好きだったし、そういうところからきてるかも。でも、自然に解けていったよ。そのあとは、才能というものが選ばれしものに与えられるという思いがでたかな。
:あなたは選ばれた人ですよ、という時点から頑張るというのは「電波少年」のヒッチハイクと同じだと思うのね。でも多くの人は電波少年の出演者にはなれないわけじゃない。だからヒッチハイクのスタート地点に立つことは自分でやらなくては、いつまでたっても何も変わらないかもしれないのよね。
:待っていてもなにも降ってはこないのに、子供たちが錯覚してひたすら待ってしまうってことはあるかもしれないね。何もせず、ぽんと与えられるものなんてものは、現実の世界では少ないですよね。
:で、私が思ってるのは、今の若い人は、電波少年の芸人みたいに、やらなきゃいけない状態になったら頑張るし、素直にもなるけど、そういう状態にならなきゃ無理に頑張らないような気がしてるのよ。
:世の中には、偶然スカウトされる人もいるけど、多くは自分でオーディションを受けたりしてるってことにも繋がる。
:ファイズも結局変身できるのは選ばれし者だしね。ケイタロウは頑張っても変身できない。
:そういう意味ね。それは、あるかもしれないな。時代のタイミング的に、しゃかりきに働いていた自分たちの親の世代は、すごく疲れて癒しに走ったじゃない? で、ぜんぜん頑張っていない若者まで、自分は疲れていることにしてしまって癒されたいとかいってるね。
:で、そういうのも、こういうテレビの影響があるとしたら、いろいろ送り手も考えなきゃいけないのかな、と。シンデレラや白雪姫などがジェンダー的に与える影響が非常に大きいのと同様に。まあ、人生って降りかかった火の粉を払いながら生きていくようなものでもあるけどね。戦後の高度成長化社会が生んだのは、火の粉を払いながら生きていくようなひとたちばかりということかな? で、みんな払い疲れたと。
:みんなとは言わないけど、多いんじゃないかなぁ。とにかく頑張ってた時代だよね、日本が。
:ちょっと、ずれるかもしれないけど、ひとつ思うのは、信じれば夢はかなうっていうのは、ちょっと違ってて、信じて行動してこそ、夢はかなうものだと思うのね。その行動の部分を子供たちにも分かってほしいな。そして、それでもかなわないものもあるってことを徐々に知っていく。
:夢は変わっていく、変わらない人間がいないのと同様に、ってのも知っていく…。
:そうそう、夢に終わりはないしね。人の欲望に満足もないしね。
:それこそ世界征服した武内先生でも、欲望は絶えない。
:そうそう。武内先生も、まだまだ望むものはあると。偉そうにはいえないけど、精神的なタフさがないよね。若い人たち。
映像がこれだけ進歩したんだ、とか。出演者みんな美男美女だな、とか
:みどさんは、2番組とも結構お気に入りってことでいいのかな?
:割と気に入ったかな。セーラームーンはたぶん、朝起きればみると思う。
:グランセイザーのキャラのイケメン具合はどうですか?
:天馬はタイプじゃないな。
:まあ、子どもも大人も楽しめそうな作品ですよね。両方とも。
:たしかにね。子供の時って、自分をキャラクターのひとりに見立てて見たりしたけど、今は第3者的にみちゃうね。あしさんはどういう視点で見てる?
:セーラームーンはもちろんキャラに感情移入したりはしないし、特に出演者の誰のファンというわけでもないから、ちゃかして見てる部類ではあると思う。でも、バカにしてる訳ではもちろんなく、いやーよくやってるなぁ、すごいなぁ、という視点かな。グランセイザーは千葉美加って昔のアイドルが出てるので、それが目当て。([→原点回帰のアイドルたち]でも千葉美加とグランセイザーについて触れています)でも番組として面白そうだとも思ってるよ。
:なんか、私たちの世代って、結構、意外とこのタイプの番組好きな人多いかも。子供時代に戦隊もの見てたりするし。
:グランセイザーは戦闘シーンも迫力あるし。マトリックス風の映像もあったりして、工夫しているところもみどころかも。
:ということで、明日(この放談は金曜夜行われた)はさっそくセーラームーンを見るでしょう。たぶん、私。女性戦士がやっぱいいな。戦う女って好きなんです。
:昔戦隊ものとか見てた人は、今のも見ると楽しいよね。ああ、映像がこれだけ進歩したんだ、とか。出演者みんな美男美女だな、とか。
:若い女の子が(闘うのが)好きな人はセーラームーンを、ちょっと成長した女性が(闘うのが)好きな人はグランセイザーを。そして、ぬいぐるみの猫が精巧に動くCGを見たい人はセーラームーンをご覧下さい。
:休日の朝早く起きると一日が長くて得した気分になるよ。お勧めです!
■関連リンク
そういえばキャラの名前が「セーラー○○」と「セイザー○○」ってのも似てるなと、放談後に気付いた(あし)です。そんなわけで、土曜の朝は早起きしてお子様番組を見てみるのもどうでしょう。私は録画して見てますが…。
次回は「テニスの王子様」&「名探偵コナン」を予定しています。お楽しみに。
(2003/10/21公開)
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